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全国高校サッカー選手権大会宮城県大会


一昨日、11月5日の土曜日午後1時30分から放送いたしました


全国高校サッカー選手権大会宮城県大会の決勝の中継


ご覧いただけたでしょうか?



今年は90回という節目の大会そして


震災後初めてという重みある大会となりました。



今回は解説に前園真聖さんピッチ解説に平瀬智行さんとダブル解説あげあげ


元日本代表日の丸そして名門鹿児島実業出身コンビです!



決勝は


聖和学園 VS 東北高校



実況は外賀アナウンサー、ベンチリポは加藤アナウンサー


そして私は応援席のリポートを担当しました!



放送でしゃべるネタを探しに


放送前に両校の応援席に行って


ご両親やサッカー部OB、応援団などに取材するのですが



そこではそれぞれの熱い想いがたくさん聞けました。



私はまず、準決勝でシュートを決めていたので目をつけていた選手がいて


そのお母さんの所へ話を聞きにいったのですが、


今日うちの子は出ないんです・・・と。(スタメンが発表される前で私も知りませんでした)


よくよく話を聞くと前日の練習で怪我をしてしまい


選手権の決勝に出られなくなってしまったのです。


「3年間、朝練も、毎日の厳しい練習も一度も辛いと言った事がないし


休んだことがないんです。この選手権に出るのを目標にここまで来たのに


昨日急きょ怪我で出られなくなって、昨夜息子は家で、悔しくて大泣きしてたんです。」と


お母さんも応援席でボロボロ涙を流しながら私に教えてくれました。


息子が頑張っている姿を間近で見てきただけに、息子の気持ちが痛いほど分かるんでしょう・・・


私も取材しながら思わず泣いてしまいました・・・


でもお母さんは、「息子が一度も嫌と言った事がないのは、仲間がとってもいいんです。


チームに恵まれた。そんな最高のチームで今日は決勝を勝ち抜いてほしい」と


最後には笑顔で話してくださいました。





そしてまた別の選手のお父さん。


今年は震災による津波でお家が流されとっても辛い想いをしたそうです。


でもその時に多くの人に支えてもらった。


だから今日はサッカーを続けられることに感謝して


助けて下さった多くの人の気持ちに応えられるプレーをしてほしいと語ってくれました。


選手もきっとお家の事が心配だったり、サッカーの練習が思うように出来なかったりした時期もあったりと


ここまで来るのには大変苦しい道のりがあったんだと思います。


選手もまたご両親も色んな想いで迎えた決勝だった事でしょう。



あるご両親は東京から応援に来ていました。


「息子が東京にはやりたいサッカーができる学校がないからと


宮城の高校でサッカーをすることになったんです。」と


しかし今年は震災があって、心配で、一時は東京に呼び戻そうと考えた時期もあったそう。


でもサッカーをするために東京から宮城に送り出したのだから

最後まで悔いのないよう闘いぬいてほしいと、今はそう思うとおっしゃっていました。


離れているから心配も大きかったでしょうね。


それでもサッカーを思う存分できるように全力でサポートしている姿が見られました。




またご両親だけでなく、サッカー部のOBの応援も熱いものがありました。


「自分たちが全国に行ったときに、一番応援してくれて、一番サポートしてくれたのが


今の後輩たちなんだ。だから今日は恩返しのつもりで応援する。」と


その言葉通りその青年は、一際大きな声で全力で応援の指揮を取っていました。



この全国高校サッカー選手権大会は選手だけでなく両親にとってもOBにとっても


夢の大きな大会なんだなと実感しました。



そのみんなの想いを


少しでも応援席から伝えたいという気持ちで


私もリポートしました。


たくさん感動をもらったし


初めてで不慣れな点も多かったけれど


携わることができて本当に良かったと思いました!



見事、国立行きの切符を手にした


聖和学園!全国の舞台でも羽ばたいてきてください!


またみんなに夢を!元気を与えてくださいね!!


photo:01


高校サッカーのパンフレットと


みんなの想いがつまった取材ノート。



あ~長くなりました。読んでくださってありがとうございます!



そして、今回初リポートということで、たくさんの人に

お世話になりました!


伊藤拓アナウンサーやフロアディレクターに


当日たくさんサポートしていただきました!!



本当にありがとうございました!


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