兵庫県安心こども基金は、国の交付金を原資とし、保育所の整備、認定こども園等の新たな保育需要への対応、地域の実情に応じた子育て支援活動への助成、ひとり親家庭・社会的養護等への支援の拡充により、子どもを安心して育てることができる体制整備を行うためのものである。
 先月第307回兵庫県議会定例会において、知事は、保育サービスや地域子育て支援の充実、児童虐待の防止等を推進するため、安心こども基金を積み増しするとともに、事業の実施期間を平成23年度末まで1年間延長することを表明した。
 その安心こども基金の規模は、116億742万円であり、平成21年度補正予算における執行状況を見ると、基金造成のための国からの交付決定額が、2億300万円であるにも拘らず、 執行済み額が、幼児教育の質の向上のための緊急環境整備を目的した雲雀丘学園中山台幼稚園ほか112件に対する補助金など5,200万円であり、非常に不十分である。
 仕事始め式において、西宮市長は、待機児童の解消などに取り組む必要があると述べたことを受け、西宮市と連携し、積極的な兵庫県安心こども基金の活用を含めて、待機児童の解消に取り組まなければならないのである。
 その内容として、西宮市内には未だない認定こども園を設置し、幼保一元化を積極的に推し進め、家庭的保育事業業(保育ママ)や小規模保育所(認可外保育施設の認可化)など、地域特性に応じた有効な整備手法等に取り組むことが重要である。

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