本日は

さんまさんの

関西で唯一の公開番組

「痛快!明石家電子台」の

オンエアの日ですよー。

 

私と2丁拳銃も

出させていただき、

3人の謎のLINEグループを

公開しております。

 

関西の皆様は

ぜひ0時8分からのオンタイムで、

その他の地域の皆様は

見逃し配信的なシステムで

見れるようですので

ぜひ!→MBS動画イズム

 

 

この収録で

久しぶりに大阪に帰った時に

元相方と二人でごはんしました。

 

元相方といっても

幼馴染なので

私の中では

「元相方」というよりは

「元々友達」に戻っただけで

今は普通の地元の友達同士。

 

なので今までも里帰りの際には

他の友達も一緒に年に数回は会っていて

あまり特別でもなんでもないのですが。

 

でもそういえば

二人きりは久しぶりでした。

 

LINEで

「どうする」

「どこでもいいで」

「20時くらいに天満らへん」

「わかった」

と、

愛想も絵文字もない

適当な待ち合わせをして

結局、天満で会う。

 

大阪で会う時は

だいたい昔からよく知っている

天満が多いのです。

 

天六・天満は

昔に比べたらかなり

マシになりましたが

相変わらず笑けるくらい汚い!

(ところもまだ残っている)

街なんです。

 

でも相変わらず

どこよりおもしろく

安くて美味しいものがいっぱいの、

人情に溢れた

ステキな街です。

 

 

天神橋筋商店街という

全長2.6キロに及ぶ

日本一長い商店街。

 

通称・天六。

 

近年、

オシャレなカフェができたり

激安なお店もバンバン増え

(もちろんスーパー玉出もあるよ)

老舗の店と

オシャレと

ギラギラが密集する

これぞカオスタウン。

 

その商店街の途中にある駅が

JR天満。

 

歩いているおじさんの2割が

大声で独り言を放っていることもある

賑やかな街です。

 

今回は駅に降りた瞬間

ホームレスのおじさんが

ゴミ箱を漁っていました。

 

ホームに、ホームレス。

 

安定の天満感。

 

見た目も行動も完全に

ホームレスの方ですが

高架上のホームにいるってことは

切符を買ったのだろうか。

まさかここに住んでいるのか?

そうだとしたらもう名称は

「ホームレス」ではないのではないか?

 

しばらく立ち尽くし

いろいろ考えてしまいましたが、

ふと目に入ったホームの柱が汚すぎて

我に返る。

 

 

ここは昔のニューヨークかどこかの

降りてはいけない駅か?

 

変わらない街、天満。

 

駅を出たら

すぐに商店街です。

 

天六の商店街はほんとに長くて

歩いたら駅3つ分くらい

あるかもしれない。

アーケードがある部分だけでも

だいたい2キロ。

 

自転車がビュンビュン通行する商店街、

多分日本一テレビのロケが来る商店街

としても有名です。

 

小さい頃

お正月になると

シャッターが降りた商店街の中に

朝から出店がずらーっと並び

その光景がなんだか不思議で

大好きでした。

 

ずっと先の天満宮まで

出店を横目に家族と歩き、

お参りをしたら

帰りは何か買ったり、

商店街で唯一開いている

おもちゃ屋さんで買った

おもちゃや福袋を抱えて

戻る幸せの帰り道。

 

少し成長すると

毎年夏には、

天神祭りの花火や

色鮮やかな船の光を見に、

元相方を含む友人たちと

自転車で出かけました。

 

その他

イベントごとがなくてもほぼ毎日、

ただただ友達と往復していた

天六商店街。

 

今の健康な体は

数年間に及ぶ

商店街の往復で

培ったものだと感じます。

 

小学生の頃

初めて友達同士で

ミスドに行ったのも天満。

 

当時のミスドは古き良き

アメリカンダイナーのような雰囲気で、

木の四角いカウンターの高めの椅子に座り

コーヒーの匂いとオールディーズが流れる

店内でオールドファッションと紅茶を

注文するとものすごく大人になった気が

したものでした。

 

初めて友達と行ったマクドも天満。

お誕生日パーティーを

マクドで開いて

店員さんとゲームをし、

店員さんと同じ帽子をかぶって

お土産をもらって帰るのが

子供達の最高のステイタスだった時代。

 

 *今もパーティープランがあって驚き。

  現在はトンガリ帽子なんですね。

 

初めて行ったケンタッキーで

太いポテトに感激したのも天満。

 

そう考えると

昭和50年代にしては

なんでもある街でした。

 

そして

天六・天満のものはとにかく安い。

 

最近は商店街に

安いもの屋さんが増えすぎて、

すごいことになっています。

 

服どれでも1000円、

靴下5足1000円、

 

なんてレベルじゃありません。

 

中には

服100円。

 

靴下は

「3足セットが3つで」

500円。

(9足500円) 

とかあります。

 

 

なんでや?

 

なんでなんでしょう。

でも、そうなんです。

 

とにかく

 ただお店を見て歩いているだけで

「あれ?ちょっとこの地域

 値段設定おかしくない?」と

思わず笑ってしまう

おもしろい街なんです。

 

その中でも

群を抜いて安いお店は

店内に棚など一切なく、

商品が入ったダンボールのふたを開け

ふたにマジックで直接値段を書いて

ただただ並べるという、

寸分の無駄もない

天才的なレイアウト。

 

数年前の夏、

そのお店が見える場所で

友達を待っていたら

なにやら店先のダンボールに

ワイワイとおばちゃんだかりが。

 

おばちゃんの隙間から

チラッと見えたのは

ダンボールに書かれた

 

「くつ 39円」

 

 という殴り書きの文字。

 

 

くつ、39円・・・

 

 

くつ・・・

 

 

39えん・・・

 

 

いろいろ解消したい疑問が

あるからでしょうか。

自然と体がダンボールに

近づいていってしまいます。

 

柄ガラ模様のおばちゃんをかき分け

覗いてみると、そこにあったのは

ピンクのクロッ○スらしきものの山。

 

これが・・・39円のくつ。

 

白黒のラインの入った

絶妙に微妙なデザインの

ピンクのサンダル。

 

全然欲しくない

全然欲しくない

のに

買ってしまう。

 

そんな威力が

「くつ39円」には

あります。

 

だって

390円じゃないんですよ、

 

39円。

 

意味がわからんので

とりあえず買うでしょう。

 

その後、会う友達に

 

「ちょ、見てこれ、

 なんぼやったと思う?」

 

これを言いたいがためだけに

買うでしょう!!

 

帰る途中に袋を握りしめ

「究極、これ今捨ててもいい

 (捨てへんけど) 」

と思える買い物ができる街

それが天六・天満です。

 

その後、

会う友達、会う友達に散々

「なんぼやったと思うクイズ」を

出し、正解者0という快挙を成し

現役天六っ子まで驚かせた

39円のくつは

実家のベランダにそっと

置いといたら喜ばれました。

 

そんな天満で元相方と飲んだ

お店の写真とかを載せようと思ったのに

思いの外

大好きな天六・天満を語るのに

熱く長くなってしまったので

続きは次回!

 

 

 

本の方、長らく品切れで

ご迷惑をおかけしてきましたが

そろそろ店舗に並び始めたようです!

 

私が、いつか娘たちに渡そうと

生きていく上で大事だと思う言葉を

書き溜めていたものが本になりました。

女性の皆様に読んでもらいたいです。

 

「強く生きていくためにあなたに伝えたいこと」

(産業編集センターより出版)

 

 

 

よろしくお願いします。