毎日新聞
<教育再生会議>親向けに「親学」提言 母乳、芸術鑑賞など
政府の教育再生会議は25日、親に向けた子育て指針である「『親学(おやが
く)』に関する緊急提言」の概要をまとめた。子どもを母乳で育てることを呼びかけ
たり、父親にPTA参加を呼び掛けるなどの内容。政府の有識者会議が家庭生活
のマニュアルを示し提言をすることには会議内にも慎重論があるだけに、世論の
評価は分かれそうだ。
東京都内で同日開かれた主要メンバーによる運営委員会で示された。5月の
第2次報告の前に正式発表する見通し。
「親学」は、親も子育て学習をする必要がある、との認識から一部の保守系有
識者が提唱している考え方。子育ての知恵や文化を伝えることが主眼で、再生
会議では17日の同会議第2分科会(規範意識)で提言を行う運びとなった。山谷
えり子首相補佐官や池田守男座長代理らが概要をまとめた。
概要では「脳科学では5歳くらいまでに幼児期の原型ができあがる。9歳から1
4歳くらいに人間としての基礎ができる」と指摘するなど、11項目にわたり具体
論を展開。「子守歌を歌う」▽「授乳中はテレビをつけない」▽「早寝早起き朝ご
飯」▽「親子で感動する機会を大切にしよう。テレビではなく、演劇など生身の芸
術を鑑賞」▽「インターネットや携帯電話の情報に『フィルタリング』を」など、家庭
生活のあり方をかなり具体的に記述。子どもの発達段階に応じ「幼児期段階であ
いさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目」を身につけさせるよ
う呼びかけた。
ただ同会議内にも、「政府が押し付けることか」(学識経験者)と政府版「家庭生
活マニュアル」の作成を疑問視する意見が出ており、発表段階で内容に変更が
加えられる可能性もある。母乳による育児推奨には「母乳の出ない母親を追い
詰める」との専門家の指摘もある。【平元英治】
◇「親学」提言のポイント
(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児
(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
(3)早寝早起き朝ごはんの励行
(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
(6)企業は授乳休憩で母親を守る
(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
(9)遊び場確保に道路を一時開放
(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める
お偉方が決めてもそれを実践するのは私たちだし・・
誰が提言したのだろう。
家庭生活の大事さは分かるけれど・・
子守歌をっても今は昔ながらの歌自体を知らない人が多いのでは
母乳って 出なければどうするんだろう。出る出ないも体質や体調もあるし。子供じたい飲ませられない場合もあるし。
確かに授乳中は子供に専念したいから昔からいわれているけれど。
PTAは父親も参加って・・片親の場合はどうするのか。そのことを考えてない
親子で芸術鑑賞ってどうやらこれを提言したのは劇の関係者らしいね。
て言いだしたらきりがないからやめておくけど・・
親学かぁ(((( ;°Д°))))
それも大事だけれど親孝行も大事だと・・・
子学も提言してほしいなぁ。