「アサーティブトレーニング」 小柳しげ子、与語淑子、宮本恵 共著 新水者 P.12 から引用します。
2. アサーティブな表現の基本
(1) アサーティブな表現のポイント
アサーティブな表現では、自分の気持ち、考えをその場や状況に即した
分かりやすい言葉で伝えます。
アサーティブな表現のポイントとして、「相手のことを知る」と「自分の思いを伝える」
ことを区別し、さらに事実と気持ちと要求(提案)をわけると、
言いたいことが整理されます。
「相手のことを知る」には?
「相手のことを知る」 には相手の気持ちや言い分に耳を傾ける、
何が起こっているのか事実・状況を知ることが大切です。
コミュニケーションの失敗は、とらえ方の違い、お互いの言わんとすることを
誤解したり、理解できない結果、生じることが多いからです。
何かの約束をして、後で都合が悪くなった時、あなただったら、どのようにしますか?
A 「〇〇日約束したんだけど、都合が悪くなったんだけど、来週でもいいでしょ。」
B 「ならいいわよ。いつもそうなんだから」
どうでしょうか?
B は 来週では目的が果たせないことをはっきり言えなくてこおいう言い方になりました。
来週では目的が果たせないことをはっきり伝えた方がいいです。
はじめの約束を無理に守らせるということではありません。
Aも「来週でもいいでしょ」と決めつけずに話せたら、事情を話し、
一言誤り、相手の言い分を聞いたほうがいいと思います。