comicoのコメント欄、個人的にはとっても好きです。
色んな人が、私には思いもつかないことを書いていて、「世の中にはこんな考え方をする人がいるんだ」と、興味深いです。
クレームから生まれるヒット商品、なんてものもありますし、コメント欄って、皆さんが思うことを素直に書いたらいいと思うんですよね。
ただやはり、そうは言っても、これは見たくなかった…、と思う書き込みがあるのも確か。
でもそこで「嫌なもの見た」って気持ちを抑えてしまうと、モヤモヤが残ってしまう気がするので、私はそういうコメントには、心の中で気が済むまで反論しておきます。
で。
どうしても気が済まなかったら、真正面から反論コメしたり、とりあえず作品に賛辞を贈ったり、楽しい雰囲気になりそうなコメを書いてみたりします。
素直なコメ書いていいけど、それで腹が立ったら反論コメするよ、てスタンスですね。
後、予想外のコメが大半を占めていたり、作品の行く末に影響を出すのではと不安を覚えるような場合は、ケンカ腰になってしまっても、こういう意見もあるよって書いておいた方が……まあ、いいかも。色々と。
そして、批判も擁護もいらん、てコメもまた、素直な気持ちで良いと思います。
と、ここまでALL OKな感じで来ましたが、コメ欄を見てストレスため続けてます、という方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて、余計なお世話かつ効力未知数な話を2つ、書いておきますね。
気が向いた時にご覧下さい。
①
「僕の地球を守って」(著:日渡早紀、白泉社)という作品があります。
ご存知の方も多いでしょう。
前世の絡んだ超大作で、途中、前世の人生編が長々入ります。
実は私、リアルタイムで読んでいた学生の頃、この前世編が嫌いで嫌いで。
人気があるからって、ヒドイ引き伸ばし工作だと思ってました。
ところが、作品も完結し、社会人になって、読み返してみたら、その前世編が一番心に響いて。
リアルタイムで前世編を支持した読者さんに、心底感謝しました。
(紙媒体の雑誌なので、読者プレゼントに応募した人のアンケートで作品の人気を図っていたと思われますが、そこから考えると、comicoは紙媒体の雑誌よりはるかに多量のデータをもとに人気を出しているので、たぶん、世界一善良なランキングな気がしますよ…)
同じように、コメント欄の書き込みも、確かに書いた瞬間の気持ちではありますが、書いた人が一生そう思い続けていると保証したものではないし、極端な場合、1時間後には変わっているかもしれない言葉なんですよね。
前述の私の場合。
「僕の地球を守って」もしcomicoで連載していて、私が学生で、リアルタイムで読んでいたら、絶対に前世編いらない、と書き込んでいたと思います。自信あります(汗)
そして、数年後に、「いらない」と書いた自分を呪い、リアルタイムで支持していた人たちを尊敬したと思います。
②
上で、人の考えが変わる話をしましたが、なにもそれは学生→社会人に限ったことではありません。
50代で価値観が変わる人もいます。
私の知り合いのおじさんの話をしますね。
そのおじさんは、明るく気さくで、私はそのおじさんがとても大好きでした。
しかし、20年前、阪神淡路大震災で変わってしまいました。
いつもイライラ、がめつく、すぐクレームをつける人になってしまったのです。
でも、おじさんの境遇を思えば、責める気持ちは持てません。
ご子息は独立、ご自身は定年間近、これから老後の暮らしに移ろうという時に、震災で家を失い、再建のために重いローンを抱えることになったのですから。心の余裕、ゆとりといったものを一切失くしてしまったのだと思うと、気の毒に思います。
なんだか暗い話になってしまいました…。
最後に。
まったく個人的なことですが、今とっても「宝かくしのメリー」を皆様に紹介したいので、ここにもリンク置いときます。
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