不安である | 統合失調症との共同生活

みんなが起きて活動しだして車のエンジン音が聞こえてくる。

騒音が自分に対して向けられているように感じてしまう病気のために不安になってくる。

不安になると酒に酔って不安を解消したくなる。

 

いつも飲んでしまうパターンである。

この音が自分に対して向けられているように感じるという症状には薬が効かない。

簡単に言ってしまえばただの自意識過剰と言えるのだが、分かっていても自分に敵意や悪意があるのではないかと考えてしまう。

 

あとは人が怖い。

相変わらず居留守を使っている。

こちらに何の用事もないのに訪ねてくる人がいるというだけで怖い。

 

不安も恐怖も酔ってしまえば消える。

だからアルコール依存症になってしまう。

 

中毒になる前に辞めないと、本当に大変なことになる。

そう分かっているので今飲酒欲求と闘っている。

 

素面の私はひどく怯えている。

不安と恐怖に満ちている。

 

安心して過ごせるようになる日ははたして来るのだろうか。

音が苦手だ・・・。声も。

 

今は断酒というよりも禁酒だ。

禁じている。

 

とりあえず今日一日を素面で乗り切って、明日また不安と恐怖と闘って、飲酒欲求がなくなるまで耐えて、

それからが断酒と呼べるだろう。

 

不安と飲酒には密接な関わりがあるのだなあと思う。

人が怖くなくなればいいのだが、怖い思いをたくさんしてきたので難しい。

 

あとは何度も言うが暇、この膨大な時間を素面で何して過ごすかだ。

何もやる気がしないのだが、何もしないでいるのは退屈で時間が長くて苦痛という矛盾した感情に悩んでいる。

これは統合失調症の陰性症状のせいだ。

 

陰性症状になってもうすぐ一年くらい経つだろうか。

時間が解決してくれるものだと思っていたがなかなか良くならない。

やっぱり飲んでいる抗精神病薬の副作用なんじゃないかと思っている。

 

ただ素面でジッとしているだけなのに、精神的につらくなってくる。