こんにちは。
今日、私もはじめましてのお花を見つけました。
近所のマンション脇の小さな空地を通りかかったら、たんぽぽやハコベの間に
紫色のかたまりを見つけました。
近づいてみると、なんだか不思議なお花です。
たんぽぽよりも小さい位の背丈で、濃い紫色の細長い花が縦2列に並んでいます。
根本に方にあるまるっこい小さな葉っぱも、濃い緑色です。
先日ご紹介した「ムラサキケマン」と似ていますが、ちょっと違うようです。
小さなガラスの器に生けてみたら、すとんと収まって良い感じになりました。
調べてみたら、「小葉の立浪(こばのたつなみ)」というシソ科の植物のようです。
里山に生息する、もっと大きな「立浪草」という植物があって、その変種なのだそうです。
2列に並んだ花が、寄せては返す波のようだというので「立浪草」の名前がついたそうです。
で、「小葉の立浪」の名前の由来は、お分かりですね。
「立浪草」より葉っぱが小さいから。
なんだか歌舞伎の演目のような名前だと思ったのに、ちょっと笑ってしまいました。
下は、小さな青い花が可愛く茎の動きが面白い「胡瓜草(きゅうりぐさ)」と合わせて、これも百均の丸くどっしりしたグラスに生けてみました。
下にコースターを敷いて飾ると、完成度が上がる感じがします。
「胡瓜草」は、若い葉を揉むときゅうりの匂いがするからという名前の由来でしたので、葉っぱをよーく揉んでみたら・・・、うーん、まあちょっと瓜っぽいような、
きゅうりと言われればそうかなあという青い匂いがしました。
ちょっとピントがあっていませんが、こんなに可愛い花が咲きます。
おなじみの雑草も愛おしいけれど、今日のような思いがけない出会いがあるのも
野の花遊びの楽しみです。
今日もご覧いただいて、ありがとうございました。
ではまた。
小花の立浪:シソ科タツナミソウ属
胡瓜草:ムラサキ科キュウリグサ属
*間違いがありましたらご指摘ください。