こんにちは。
7月に入って、本当に暑い暑い毎日です。
まだ梅雨なのに、雨より暑さに負けそうです。
ここのところ、なぜだかピンクの花ばかり出会います。
梅雨の花はピンク色だったっけ???と不思議に思うくらいです。
今日は、そんなかわいいピンクの野の花をご紹介します。
先ずは、花の付き方が個性的な「捩花(ネジバナ)」。
茎の周りをぐるぐる回りながら咲くラン科の植物です。
花は小さくてもちゃんと蘭の花のような形をしています。
ぐんぐん伸びる大き目の「捩花」に、ほっそりした「雀瓜(スズメウリ)」と思われる蔓と「狗尾草(エノコログサ)」の葉っぱを添えてみました。
花はこんな感じで、ネジのように回りながら上に向かって咲いていきます。
なぜか、この「捩花」の色はピンクだけのようです。
別の日にもう少し細身の「捩花」がたくさん咲いているのを見つけました。
上のものより、ちょっと薄いピンクの花をつけています。
こちらは、もっと自由奔放に伸びている様子が面白いので、元気に伸びる「雀瓜」と合わせて動きを出してみました。
次は、淡いピンクの花色が美しい「小昼顔(コヒルガオ)」です。
こちらは、黒い器に花と蕾や葉っぱ、それにくるりと巻いた蔓を添えました。
朝顔のような花ですが、この時期に朝顔より一回り小さめの花をつける野の花です。
ピンクの中に白い筋が入っていて、浴衣の模様のようですね。
フェンス等に巻き付いて、ぽんぽんと花をつけていると、とてもかわいいです。
朝顔のように色とりどりではなく、これもなぜだか色はピンクしか見かけません。
こちらは花1輪にして、蔓ので遊んでみました。
ちょっと涼し気になったでしょうか。
下に敷いたのは、もう何回も登場している壊れた塗りのお弁当箱の蓋です。
朱の塗りの色合いと楕円の形や大きさが使いやすく、和の雰囲気を出したいときに活躍してくれます。
そして最後はカタバミです。
カタバミは色々な種類があって、この春にも「芋片喰(イモカタバミ)」等、たくさんご紹介しました。
ですが、ピンクはピンクなのですが、どうも「芋片喰」とは違う感じのカタバミがあちこちに咲いています。
色合いも優しいピンクで、花びらの間に隙間があります。
何より花の中心に向かって淡い色合いのグラデーションになっている所が大きく違っています。
調べてみたら、「紫片喰(ムラサキカタバミ)」というカタバミのようです。
上が「紫片喰」で、下が「芋片喰」です。
「芋片喰」は花色も濃いピンクで、花の中心部が暗赤色になっているのが特徴です。
花びらもくっついています。
こうして並べてみると違いが判りますね。
「紫片喰」は清楚な雰囲気、「芋片喰」は華やかな感じがします。
小さな白い器に生けてみたり
ガラスのリングスタンドにそっと挿してみたりしました。
カタバミの仲間には黄色や白の花をつける種類もあるのですが、「紫片喰」は名前に色が入っている通りピンクだけのようです。
なぜ、この時期にピンクの花とたくさん出会うのか理由はわかりませんが、それぞれに個性的でかわいい花たちとの楽しい野の花遊びになりました。
猛暑はまだまだ続くようです。
熱中症に気をけて、どうぞご自愛ください。
今日もご覧いただいて、ありがとうございました。
ではまた。
捩花(ネジバナ):ラン科ネジバナ属
雀瓜(スズメウリ):ウリ科スズメウリ属
狗尾草(エノコログサ)・猫じゃらし:イネ科アワ属
小昼顔(コヒルガオ):ヒルガオ科ヒルガオ属
紫片喰(ムラサキカタバミ):カタバミ科カタバミ属
芋片喰(イモカタバミ):カタバミ科カタバミ属
※間違いがありましたらご指摘ください。