春休みにお出かけした日のこと



娘とわたしは

ディズニーシーに入園するため

朝から並ぶことにしました



ネットで目にした情報によると

春休みということもあって

パークはとても混んでいて

入園までの時間も長蛇の列みたい



娘もわたしも

列に並ぶことが苦手なので

遅い時間の到着して

ゆっくり入園しようか…と話していたのですが


2人で朝からやりたいことがあって

やっぱり

せっかく行くことだし並ぼうかと

話し合って決めたものの…



もし長蛇の列に並んでいて

わたしが緊張しすぎて具合悪くなったら

娘に申し訳ないなって

とっても気になっていて


その気持ちを

夫に話すと

開園まで一緒に列に並んで

待っていてくれるとのこと



いざとなったら車に戻ってればいいよ

その間並んでおくからって

言ってくれて


それだけでとっても安心




夫と息子は入園するわけでもないのに

一緒に並んでもらうことに

悪いなぁって思って


息子に

お母さんが並ぶことがとても苦手でねって

理由を説明して

その気持ちを伝えたら


思ってもいない言葉が返ってきました



『えっ?そうなの?

 お母さんにも苦手なことがあるんだ


 それを聞いて安心したよ


 大人になるまでに

 お母さんみたいに

 完璧な人にならないとって思って


 今まで

 プレッシャーだったんだけど


 お母さんにも苦手なことあるんだ

 よかった

 うれしいこと聞けた』って言って


 息子はなんだかうれしそうでした



え??

わたし

苦手だらけだけど??と思って

詳しく聞いてみると


『完璧っていうのは

 お母さんが

 俺にとって必要なことを

 完璧にこなしてくれるってこと』


という意味なんだと教えてくれて

更にびっくり



そんな風に思ってたんだ~と

はじめて息子の気持ちを知りました





そして

後日


新学期がはじまり

その日のわたしは

朝から1日動き回っていて

夕方には疲れてしまって

眠くなってしまい

『眠いな~』ってわたしが言ったら


『眠いの?

 じゃあ!寝ちゃってください』って息子



『いや~

 この時間から寝ちゃうとさ

 夕飯の準備もあるし

 夜眠れなくなっちゃうし』って言ったら



『いいじゃない

 寝ちゃえば!


 たまにはそういうのがあってもいいじゃない 


 完璧じゃないところを見せてくれたら

 俺は安心しますよ 


 それに

 母さんはもし寝たとしても

 いつもちゃんと

 起きて夕飯作るじゃないですか


 家族にいつも夕飯用意してくれて

 完璧なお母さんですよ』って



あぁ そうか

息子のいう完璧なお母さんとは

そういうことか



いつも家族のご飯作ったり

作れない時も買ってきたりして

何かしら用意してきたなって



ちょっと…いっぱいいっぱいな時だって

いつも用意し続けてきたなって


それを

息子は完璧だと思ってくれていたんだね



先日の話と繋がって

大きなことに気がつけた瞬間でした




これからは

わたしも

もう少し緩めて

心地よさを選択して生きていこう


『苦手があってもいいんだよ』

『無理はしなくていいんだよ』って

子ども達にずっと伝え続けてきたけど


わたしの在り方が伴っていなければ

子どものうちはよくても

大人になるってそういうことなのかって

思わせてしまうんだ



わたしは子ども達に

完璧な人で生きてほしいなんて

まったく思っていなくて


自分の心地よさを大切に

選択して生きてほしいと願っているけど



わたしが無理をしてでも

家事育児をこなすことを

優先していくと


その姿をみている子ども達は


その姿を完璧と思い

大人になるとは

そういうことなんだって

そう思ってしまうんだ



そしていつの間にか

プレッシャーに感じさせてしまっていたんだ




これからは

疲れたときは

疲れたから寝たいんだけど

夕飯どうしようか?って

子ども達と話し合って決めればいいね




『子は親の鏡』という言葉は

わたしには昔から

なんだかちょっと重たくて


『ちゃんとしてなきゃ』って

無意識に

思っていたんだなって気付かされました




今までは

お母さんであるわたしが

色々することで

家族みんなの暮らしが

スムーズになると思ってきたし


その想いは

家族がそれぞれに大切な存在だから

続けて来られたことで


その気持ちを持ち続けたことも

自分が大切にしたいことを

大切にしてこられた結果であって


ここまでの自分に

よくやってきたねって

優しく伝えてあげようって

思っています花束




ここから先は


子ども達も

自立に向けて動き出す年齢になって


今まで親がしてくれていたことを

自分で取り組んでいく機会が

これから先

どんどん増えていく時を迎え


(先日も役所で手続きをしている時

 息子はあと数年でこの手続きを

 自分でするようになるのか!って

 びっくりして

 こんな手続きのことや色んなことを

 自立へのスキルも身につけていかないとって

 思ったばかり)



食事のことも含め

気がつけば

自分達で考えて

行動できる年齢になってきました



わたしの

苦手な部分も表現し

完璧じゃないところを

たくさん見てもらいながら


私自身も

自分にとっての

心地よさを選択することを大切にしていこう



子ども達の自立への

スキルアップのためにも


お母さんとしてこなしてきたことを


お互いのバランスを見ながら


子ども達に

ひとつずつゆっくりと

渡していけたらいいなと

感じる出来事でした



子ども達の話してくれる言葉には

いつも大切なことに気付かされます




お庭の小手毬のお花が咲き始めましたキラキラ

毎年きれいに咲いてくれて
この季節の楽しみの1つです