コロナで高校の入学式も参列できなかった長男の学年 

迷ったものの気持ちを抑えられずに、引越しの翌週、末っ子を連れて入学式に向かった。

往復約8時間、2人で9万円強

それでも、行かずにはいられなかった。


GWには帰省しないと宣言し、弟にまたおいで、と誘う長男に、私は再び北陸への切符を手配した。

渋々を装いつつも、ウキウキは隠せなかった。


そして再び北陸

長男のアパートは田んぼの横で、カエルが元気に泣いている。

日中は雪を頂く立山連峰を遠くに眺め、3泊4日を共に過ごした。


特別なことは何もせず

神通川の河川敷に遊びに行き

呉羽山の展望台に登り

息子2人はゲーム🎮に勤しみ

私は掃除と日用品の買い物


日常を楽しんだ。

一緒に起きて 寝て ご飯を食べて

何でもない生活がこんなに愛おしいものとは


3日(水)野球部の朝練を終えて荷造りをして22時ごろに長男のアパートに着いて

6日(土)の15時半前にアパートを出た


忘れたタブレットを走って届けてくれた長男は、もう作り置いて来たお弁当を食べただろうか。

お昼に食べた、ものすごくレベルの高いスーパーの握り寿司が、まだお腹に残っているだろうか。

久しぶりのお味噌汁に、切っておいた小松菜は入れてくれるだろうか


昨日、河川敷横の桜並木でカラスに襲撃された私の話を大笑いしてくれた長男

能登半島の地震に熊本地震を思い出して、共に眠れぬ夜を過ごしたことを、いつか思い出すだろうか。

あと1日いて欲しがる気持ち

あと1日残りたい気持ち


甘い母とは思いつつも、後ろ髪はまだ引かれている。