○find of happiness○ -7ページ目

○find of happiness○

日々を楽しむ。
小さなシアワセ。

そんな感じのオリジナル小説を
のんびり描いています。。。

はじめに。


velvety Chocolat***5とエピローグを一気あげしました。



えぇ。

今日が何日かなんて、気にせず読んでやってくださいまし。



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空の色はまだ淡い紺色で。

真っ白い三日月を追いかけるように、お気に入りのマフラーに顔をうずめて自転車を漕ぐ。

モコモコのニットの手袋の上から握るハンドル。

風は冷たいけれど、気持ちはあったかくて。


遅くに帰ったのもあったけど。

昨日はあんまり眠れなくて。

少しだけ、いつもより早く家を出た。


彼は、眠れただろうか。

電車で帰る彼と駅で別れて。

今日は一日、コワイ上司とお仕事だと言っていたから。

少しでも眠れていたらいいなって。

普段は彼が勤務している駅ビルの前を、そんなことを考えながら通過する。



**********


「だからって、なんでこんな早朝に密談なんじゃ」


「だって私、出勤時間早いし」


「あら、アタシはあなたより早いんだけど?」


「カナさんが元気に出勤してくるところが見たかっただけなの!」



駅ビルの屋上で、エリが身を乗り出して、自転車で通過してゆく彼女の姿を目で追う。


「昨日、ランチから戻ってね。カナちゃんが知らない男に迫られてたわよってでっち上げてやったのよ。そん時のコウヘイの顔ったらもう・・・かわいくって、思わずかぁさん抱きしめちゃうところだったわ」


ふふんとふくよかな頬を緩ませて、きれいなオレンジ色のコートに身を包んだ女性が目を細める。

コウヘイの部署にいる妙齢のお局OL。

なぜか、そのポジションがお気に入りの守護天使と。


偶然、カナがルキの存在に気づいてしまったために、自分が守護天使だと言えなくなって一緒に働いているエリと。


「なんだかんだで、結局みんな自分が守るべき存在には過保護になるんだからな」


「ルキちゃんほどじゃあないわよ」


「そうですよぉ」


「ねぇ、ルキちゃん今度飲みに行きましょうよ」


「あぁいいなぁそれ!私も参加する!」


「わしが酒を飲めるわけないだろ」


「あら、ルキちゃんがイケメン男子にだってなれるの知ってるんだから。あ、フェロモン女子でもいいわよ。その時はアタシもいまどきのきれいなお姉さんに変身するから!」


「・・・わしは、シュウのそばにおるのが一番いいんじゃ」


「つまんなーい」


ちょっと俗っぽすぎやしないかと苦笑いを浮かべて。

明けはじめた空を見上げる。


誰よりも幸せでいてほしい。

そう思うのは、誰でも同じ。

人の心も。

天使の想いも。


みんな、同じ。



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しん、と静まり返った室内にひとり。


広い作業台の上で、湯煎にかけたチョコを丁寧に溶かしてゆく。

甘い匂いがふわりと鼻をくすぐって。

朝から少し甘ったるいけれど、幸せな気持ちになる。


フォンダンショコラの生地に混ぜる前に、隣のコンロで温めた生クリームに、とろけたチョコレートを注いで混ぜて。

バットに流し込んで冷蔵庫に入れる。


続きの作業は閉店してから。

いつも通り、フォンダンショコラを仕上げにかかる。



「なんだか違う気がする」


不思議そうに何度も言ってくるエリにも。

毎日足を運んでくださる、コウヘイくんの職場のお姉さまにも。

おつかいに来たルキにもニヤリと笑われて。


「なんでもないよ」


そう笑って一日を過ごして。

日付が変わる少し前。

駅に着くよってメールが飛んできて。

そこから息を切らした彼がお店の前に現れて。


ひとなつっこい瞳で、少しだけ照れくさそうに、ひんやりとした冬の夜の匂いを連れてお店の中に滑り込んでくる。


「お仕事、お疲れ様でした」


いつもと同じ一日。

だけど、特別な夜のはじまり。


ほんとは最初に『美味しい』って笑ってくれた時から。

あなたが来るたびに嬉しくてしょうがなかったって。


これから打ち明けるから。


逢いに来てくれてありがとう。





ダイスキです。









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(´-ω-`;)ゞポリポリ




最後まで、読んでくれてありがとうございます。

えーと。

バレンタインのお話をですね。

書き終わりました。

ので、アップさせていただきました。



バレンタインなので、こてこてに甘いお話を書こうと決めまして。

かわいい男子が書きたくて。

PCの前に座るんですけど。


いつにもまして、起きていられず。

ハッ!!(゚ロ゚屮)屮 と気づくと居間で爆睡。

ハッ!!(゚ロ゚屮)屮 と気づくとPCのキーボードを枕に撃沈。



深夜にごそごそ。

明け方にうろうろ。




今日が何日でもいいです。

コウヘイくんみたいな彼氏、いいなぁ。

でも、嫁に行くならあっちのキャラがいいなぁとか。

ひとりでニヤニヤしながらの日々でした。


おかーちゃん、妄想炸裂です。

でもいいや。

好きだから。



先日。

友達とごはんを食べに行って。


ルキとシュウも大好きだけど、めっちゃせつない男子が書きたいと宣言している私がいたので。

今年はそんなお話も書いちゃうかもしれません。


あと、去年からやりたいと思ってたことも。

ちょっとずつ、やっていけたらいいな。


まだしばらくは、放置中のあのふたりとか。

続いてゆくお話とか、書いていきたいと思います。


このシリーズ。

あちらこちらに、登場人物がちょいちょい出てくる仕掛けもしていたりします。

よろしければ、読み返してやってください。


つたないけれど、ありったけの想いをこめて。



また次の新月に、お会いしましょう。


次回は寝ないようにがんばります。

てか、来月も絶対忙しいよね、あたす・・・。