NHKの「名曲探偵アマデウス」という番組で、「白鳥の湖」をテーマに取り上げていた回の放送白鳥

録画していたのを、昨日ようやく見ることができました。



2幕の情景の曲で、テーマを奏でるのがオーボエという楽器なのですが、なぜこの楽器を使ったのでしょう?

それは、オーボエが息継ぎが少なくて済むという特性を持つ楽器だからです。

30秒近くものテーマを一息で奏でられるため、とても滑らかなのです。

同じメロディーをフルートで試したところ、4回も息継ぎが必要でした。



また、白鳥のライトモチーフ(Leitmotiv、これってドイツ語だったのですねビックリマーク英語かと思ってましたあせる)はロ短調(♯の調性)。

一方、3幕に登場する黒鳥(オディール)のライトモチーフはヘ短調(♭の調性)。

この二つの調は、最も遠い関係にあり、つまり対極、善と悪の関係にある事を示しています。



4幕の最後の曲、勝利のトランペットが響き渡ると同時に、タムタム(銅鑼のような楽器)が打ち鳴らされます。

このタムタムというのは死・嘆き・恐怖を表現する際に使われる楽器です。

またその後のハープは上がる音階のみで構成されていて、天国に昇る様子を表現するかのよう。

つまり二人は死ぬけれど、天国に昇り、永遠の愛で勝利する。

曲を素直に受け止めればそういう解釈になります。



あらためて思いましたが、チャイコフスキーって偉大ですねおぉ!

細部にいたるまで緻密に計算されています。まるで建築家のよう。

40分程度の番組だったので、取り上げる曲が限られていましたが、ぜひ「大きな白鳥」や「スペイン」の曲についても詳しく調べてみたいと思います音譜