
午前中、近くのゴルフ練習場で練習。
ここで出あうといつもゴルフを教えてくれる男性が
今日、初めて、お母さんの介護で苦労している話を打ち明けてくれた。
デイサービスに送り出してゴルフの練習場に来た時がホッと一息つける時間との事。
みんないろいろ背負っているのだなと思った。
私も義母が78歳の時に認知症の気配を感じ同居し、デイサービスを利用した経験がある。
義母は92歳で亡くなったが、曲りなりだったかもしれないが、なんとか義母を看取った。
当時の事がいろいろ思い出された。
午後、県美協会員県南支部写真展があっているので観光交流プラザに観に行った。
一応私の写真も出展しているが先輩諸氏の作品に比べると今一。
夜、娘とチワワのフクと市内の藤河内にホタルを見に行った。
今年も期待にたがわぬ幻想的なホタルの乱舞。
異次元に吸い込まれて行くような錯覚を覚えるほど美しい世界だった。
もう少し奥の方まで行ってみようと車を移動させていると
暗闇の中、白髪で腰が曲がった高齢女性が突然、車のライトに浮かんだ。
幻覚?!一瞬ぞーっとした。
人気の無い夜道に白髪の高齢女性が一人・・・。
この近所の人なのか?
不審に思いながらも、すれ違ってその先でホタル観賞。(ここもホタルがたくさんいた。)
帰り道、また先ほどのお婆さんに出あった。
気になったので車から降りて声をかけた。
「どちらへ行かれるのですか?」と尋ねると「ガソリンスタンドに行く」とのこと。
「この近くにガソリンスタンドは無いですよ。お家はどちらですか?」と言うと
「要らんことを言わんで。わたしゃ、しゃんとしちょるんじゃけん。要らん世話じゃ」という。
気性の激しいお婆さん。反対に私を不審者扱い。
振り切って暗闇の中を歩いていく。
困っていると丁度そこへ一人の男性が・・・。
「すみません。あのお婆さんを知りませんか?」と助けを求めると
傍に行って確認。「この1キロ奥の〇〇旅館の人」とのこと。
「お家に連絡してくれませんか」と言うと「一人暮らし」という。
「親戚に電話します」と言ってその人は自宅の方へ帰って行った。
しかし、なかなか戻ってこない。
お婆さんは私を不審者扱いして素直にいう事を聞いてくれずどんどん歩いていく。
困って明かりのついている家に駆け込み助けを求めた。
70代半ばくらいの女性が出てきて引き留めようとしたがお婆さんを止めることができない。
引き替えして先ほどの男性が姿を消した当たりの家に行ってみた。
やっと電話が繋がったみたいで状況を話している最中だった。
その人とその人の奥さんが出てきてくれたので一安心。
しかし誰もお婆さんを止めることはできない。後を付いていくのみ。
娘が車のライトで足元を照らす。なかなか親戚が来ない。
「私たちが付いていますので、もう良いです。お帰りください」と男性が言ってくれた。
気になりながらも帰ることにした。
途中、1台の車とすれ違った。
恐らくあのお婆さんの身内の人だろう。
お婆さんは「すぐそばのガソリンスタンドに車を取りに行く」と言っていたが
これはまさに徘徊。一人暮らしで夜間徘徊は危険。
何か対策をとったほうが良いのではないかと思ったりした。
義母も「家に帰る」と言って油断すると夕方家を出ていくことがあった。
幻想的なホタルの舞よりも、勝気なお婆さんの徘徊の方が余韻が強い。
他人事とは思えない。我が身がいつこうなるとも限らない。
老いることに対して一抹の寂しさも感じた今夜。