息子が下肢静脈瘤のレーザー治療を受けるため福岡に行った。
親子とは変なところが似るものだ。
夫も以前下肢静脈瘤の手術をしたことがある。
確か全身麻酔をして静脈を抜き取る手術で1週間くらい入院したと思う。
仕事は10日くらい休みをもらったのではなかったかと思う。
夫が手術を受ける日、私は泣きながら運転していった記憶がある。
たかが下肢静脈瘤の手術なのに・・・

余談だが「うちの家で誰か病気になったら一番厄介なのはお母さんだ」と言われている。
「病気になった本人よりお母さんの方が落ち込んでうつ病になったり寝込んだりしてしまいそう。面倒くさい人やから」という。
これを私は否定する気は毛頭ない。たぶんその通り。
すぐに泣いて目を泣き腫らして面会にも行けないのではないかと思う。

しかし今回息子が同じ病気で福岡まで手術を受けに行くというのに私はぐっすり眠っていて見送りもしなかった。
息子は5時半に家を出て行ったはず。手術のため朝食抜きで・・・。
大分県内ではまだ下肢静脈瘤のレーザー手術を行う病院がないのでネットで調べて福岡の病院を決めた由。
日帰り手術だが翌日診察があるのでホテルに1泊するとのことだった。

朝起きて「あー、せめて見送りだけはした方が良かったかな」と反省。
同じ下肢静脈瘤の手術なのに夫の時は泣き、息子の時は朝起きもしなかった私。
この差はなんだろう?この緊張感の無さは・・・。
私の神経が鈍くなったということか?
いやいやそれは医学の進歩。信頼性の高さ。
以前は(いや大分県内では今も)何日も入院を要する治療が日帰りでできるなんてなんとありがたい。

「仕事を何日も休んで職場に迷惑をかけたくない」と言ってネットで調べて県外の病院を探し出した息子。
親が思う以上にしっかりしているのかもしれない。