蓮のマンション。
「ここが敦賀さんのお家よ。コーンは
ここで暮らすことになったから。」
キョーコは説明する。
「キョーコちゃんも一緒だよね。人間に
なったばかりで何にも判らないから
キョーコちゃんがいないと俺、死んじゃ
うよ。」
「コーン……。」
「お部屋案内して?どこが寝室?なんか
俺、眠くなっちゃった。」
欠伸をするコーンにキョーコは腕組み
して問いかける。
「コーン。どうして人間になったの?
貴方は妖精の王子様よ。」
「キョーコちゃんと一緒にいたいから
だよ。愛してると言った。キスした
の忘れたの?」
「覚えてるよ/////」
「ここで一緒に暮らそう。結婚
しよう!!」
「やだ、敦賀さんの顔と声でやめて
っ////」
「じゃあ、古賀さんの声にする?」
「へ?」
「ごたごた言ってないで、早く部屋に
つれてってよ。だからLMEは嫌なんだ
よ。」
古賀の声をそっくりに真似られて
キョーコは凍りつく。
「もう!コーンやめてよ。敦賀さんの
お部屋はこっちよ。」
第4話に続く