「嵐も去ったし、飲み直そうぜ。敦賀くん
の愚痴も聞きたいしさ。」
女優を見送った蓮に貴島は声をかけた。
「俺は…」言いかけた蓮は店に入ってきた
男性を凝視する。
(…村雨泰来…)
強力な馬の骨登場に身体を強張らせる。
「泰来じゃないか!」
「貴島さん、あ、敦賀さん今晩は。」
貴島に呼び止められた泰来は貴島と隣に
いる蓮に挨拶した。
「泰来、お前が惚れ込んでるセツカちゃん
の話聞かせてよ。」
「OK、彼女の話をしたら長いですよ。」
「いくらでも聞いてやるよ。敦賀くん、
泰来が一緒してもいい?」
「俺も聞きたいなセツカちゃんの話。」
End