魔法ノ薬ヲ召シ上ガレ
→蓮は車を止め倒れている椹の唇を
ハンカチでごしごしと拭く
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そのまま、立ち去ろうと思った。
しかし…「つうっ！」蓮はどうしても
そのままにすることはできなかった。
引き返し、倒れている椹を観察した。
タブレットが効いたのかぐっすりと
眠っている。
(…そのままにする訳にはいかない！)
蓮はポケットからハンカチを取り出す
と椹の唇をごしごしと拭いた。
(…最上さんの温もりが残るのは駄目だ。)
腫れ上がった椹の唇を見つめながら
蓮は満足そうに微笑んだ。
「蓮、どうした？あれっ？椹主任。こんな
とこに？どういうことだ！」
社の指摘に蓮は困ったような顔をした。
「俺もよくわからなくて…。社さん、俺、
急いでるんです。お任せしてもいいです
か？」
「酔いつぶれてるのかな。俺、椹さんの
自宅知ってるから送っていくよ。」
「すみません。お先に失礼します。」
蓮は社に挨拶すると急ぎ車を出した。
キョーコが同乗しているのを知られて
はいけない！
蓮はぐっすり眠るキョーコを満足そうに
見つめた。
(…これからいいところに招待してあげる)
暫くしてキョーコが目を覚ました。
「んん…っ、敦賀さん。あの？」
蓮は神々スマイルを浮かべた。
「ふふ、よく眠ってたね。」
「えっ/////寝顔見られたんですかっ。
恥ずかしい。お見苦しいものをお見せ
しましたっ。」
「どういたしまして。」
→洋館に連れていく
「秘密ノ籠ニヨウコソ」魔人様宅へ
→蓮のマンションに向かう
危険ナ☆兄妹再ビのの回収