「敦賀くんのこと好きだよね?」
古賀の断言するような言い回しに
キョーコは絶句した。
(…あまり面識もない古賀さんにバレるって
ことはみんなに知られてる?!敦賀さんに
も?)
「も、勿論大切な事務所の先輩ですから
好きですよ?」
キョーコは必死で切り返したが、古賀
はくくっと笑った。
「京子ちゃん、しっかりしなきゃ。
女優ならもっと隠さなきゃ。顔真っ赤
だよ。」
キョーコは両頬を押さえた。
「あっ、あのっ、つ、敦賀さんには言
わないでください。」
「う~ん、どうしようかな。でも、天下
の敦賀くんが京子ちゃんと付き合うわけ
ないから…いいよ。だまっておくね。」
「ありがとうございます。」
キョーコは古賀に深々とお辞儀して
去っていった。
後ろ姿を見つめながら古賀は
満足げに微笑んだ。
(…京子ちゃん、君はホントに女優として
洞察力に欠けてるよ。敦賀くんは君のこ
とが好きだよ。君が芸能界に入ってから
の敦賀くんの恋の演技は格段にあがった。
以前の彼の演技は嘘くさくて『DARK
MOON』絶対途中降板だと思ってたんだ
けど。こんなこと君には絶対教えないよ。
俺、君のこと気にいってるんだ。敦賀
くんより先に告白する予定。
ふふっ、彼、ヘタレでしょ?)
End
ないから…いいよ。だまっておくね。」
「ありがとうございます。」
キョーコは古賀に深々とお辞儀して
去っていった。
後ろ姿を見つめながら古賀は
満足げに微笑んだ。
(…京子ちゃん、君はホントに女優として
洞察力に欠けてるよ。敦賀くんは君のこ
とが好きだよ。君が芸能界に入ってから
の敦賀くんの恋の演技は格段にあがった。
以前の彼の演技は嘘くさくて『DARK
MOON』絶対途中降板だと思ってたんだ
けど。こんなこと君には絶対教えないよ。
俺、君のこと気にいってるんだ。敦賀
くんより先に告白する予定。
ふふっ、彼、ヘタレでしょ?)
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