椹主任の呟き
最上キヨーコが俳優部に配属替えになり、椹は安堵の気持ちもあったが、彼女を発掘したのは(※とりつかれたが正解)自分だという自負があった。
彼女は日本を代表する女優になる、それをプロデュースするのは自分だ。
椹は自身も俳優部への配属替えを社長に頼もうと決めた。
俳優部主任松島に椹はどうしても負けたくない理由があった。
松島は良家の御曹司で、海外の有名大学出身。若いころは俳優を目指していたイケメンで(蓮に似ていた気がする)、養成所にいたときにローリィが幹部候補生としてLMEに引き抜いた。
ローリィの大好きな恋愛ゲームのモデルは松島ではないか?と椹は今も疑っている。
苦学生でバイト三昧、忙しすぎて留年し、容姿もお世辞にもイケメンとは言えない椹は仕事で松島に絶対に負けたくない!
俳優部には敦賀蓮というトップスターがいるが、彼を押し上げたのは松島でなく、社だ!
椹はローリィに自分の気持ちをローリィに打ち明ける。
ローリィ「タレント部で昇格を考えていたんだが、決意が固いならしかたねぇな。」
椹「ありがとうございます!」
ローリィ「蓮がハリウッドデビューするから社を最上くんにつけようとおもったんだがしかたねぇ。椹くんが俳優部主任だから松島くんは副社長かなあ。」
椹「@%&#=$¥!!」
2017.3.8一部加筆修正