今回は「ペーパークイリングとは何か?」についてお話しします。

 


結論から言うと、

 

ペーパークイリングとは

「細長い紙を、巻いたり切ったり貼ったりして、モチーフを作るクラフト手法のこと」で、

 

 

私はこのペーパークイリングという手法を用いて、紙のアクセサリーを作っています。

 

材料となるのは、このような長細い紙↓


紙を変形させてモチーフを作ります↓

 

 

「ペーパークイリングって何?初めて聞いた!」

 

という方も多いですよね。

 

詳しい作り方は

また別の機会におはなしするとして、

 

ここでは

・なぜ「クイリング」という名前なのか?
・なぜ長細い紙を使うのか?

 

といったところをお話します。

 

ちょっとした面白知識として、ぜひ読み進めてみてください。




さて、なぜ「クイリング」というのか?

なぜ長細い紙を使うのか?

 

については、その歴史を見ていくとわかります。


諸説ありますが、ペーパークイリングが普及し始めたのは、まだ紙が貴重だった時代である15~16世紀ごろのヨーロッパ。


修道女たちが

”製本の際に切り落とされる切れはし(長細い紙)”や

古くなった聖書の切れはし”を、

 

ガチョウの羽根(クイル)でくるくると巻いて聖書等を装飾していたことがきっかけだったそうです。

 

それが次第に貴族のあいだでも流行していき、更に広まったといわれています。


…紙の切れ端を、ガチョウの羽で巻いたことから、

 

細長い紙を使っていて「クイリング」と呼ばれるようになった、というわけです。


日本ではまだまだ知らない人が多い「ペーパークイリング」ですが、

意外とその歴史は古いんですね。


何百年も昔からあって現在でも大勢の人が作っている。


楽しくなければここまで続いていないし、みんな作っていないと思うんですよね。


ここで少し妄想を膨らませてみると、

ペーパークイリングは、


「この紙の切れはし、もったいないよね。何かに使えないかな」
「こうやって巻いて貼ったらきれいじゃない?」


と何気なく始まったのかもしれません。


そして、今とおなじように昔も


「見て!こんなの作ったよ!」
「え!すてき!私は、こんなふうにしてみた」
「それも良いね!」


といったふうに仲間で盛り上がる人がいたり、

とにかく一人で黙々と夢中で作り続けて完成させて
「できたー!」
と満足げにほほ笑む人がいたり

思い思いに作ることを楽しんでいたのでは、と勝手に想像しています。



これまで何百年ものあいだ、多くの人々が楽しんできたペーパークイリング。

現代では、あらかじめ長細く切ってある専用の紙や道具が売られていて、わりと手軽にスタートできます。



試しに作ってみたい方には、

 

材料と作り方がセットになったキットが市販されていたりもするので、ぜひチャレンジしてみてください。

のの製作所でも動画付初心者レッスンキットを販売しています。

 

シンプルですっきり凛とした雰囲気・形が好きな方におすすめです。

 

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