私の親友が結婚した!



10年以上前に
摂食食害のイベントで知り合った親友。
お互い、泥沼のような日々を生き抜いていたから
「生き残ってくれて
   わたしと出逢ってくれて
   本当にありがとう」


そう言って涙しながらハグをした。



頻繁には会えないけど
心で繋がっているってわかってた。



無料通話が今のようにない時代
携帯電話でかけあったり
手紙でひたすらやりとりしたり
時には会いに行ったり



わざわざ時間とお金と手間をかけて
そうしてでも繋がりたいと思える人だから
そんな価値のある人だから
私は、親友(心の友)と繋がっていた。




月日が経つにつれ
お互いの状況も変わり
彼女は先に、摂食食害の「症状」を手放した
私も徐々に「痩せ」を手放した





私の結婚式には
わざわざ駆けつけてくれ
涙、涙、涙の中ハグをした



出産前にも駆けつけてくれ
ステーキランチをご馳走になった



私にとっては【結婚】も【出産】も
1つのイベントで
主役になれるタイミングだったから
(だと思っていたみたい)
嬉しかったし素直に喜んでいたけれど
彼女は、私の事を凄く心配してくれていた。




『本当にあの旦那さんで大丈夫かな?
   しっかり守ってくれよ!
   のりぴー、幸せになってよー!』


『こんなに痩せてるのに出産大丈夫かな?
   まだ入院してなくて大丈夫なんかな?
   妊婦さんやのに、前に会った時より痩せてる、、、、
   でもあんまり言ったらのりぴーが不安になるかな?』



後で知った、彼女の優しさに私は涙した。
私以上に、わたしの事を気にかけてくれる人がいる。
私の幸せを願ってくれる人がいる。





そんな彼女が結婚した。
「式は挙げないかもしれない。
   相手方のご両親が病気だし。 
   歳とった花嫁姿なんて、、、」
って彼女は言ったけれど
私は嬉しかった。




彼女が
結婚という選択をして安心できる環境を得た事
甘えられるパートナーに出逢った事
パートナーは、彼女のために式を挙げてくれる人だって事
私にそれを知らせてくれた事




全部が嬉しくて
私は泣いた




私の結婚式で、彼女が泣いたように
今度は私が涙した




彼女も私も
これからもっともっと
楽に生きていけるだろう



苦しい思いは充分味わったから
今度は楽しむ番でいい
今度は喜ぶ番でいい




心から、彼女へ祝福を送る
おめでとう!!!!!
生きててくれて、本当にありがとう!!!!!