先日
アカデミー賞8部門ノミネートされ
脚色賞を受賞した映画
「教皇選挙}を鑑賞しました。
実世界でもローマ・カトリック教会の
フランシスコ教皇が先月21日死去された
ニュースが流れました。
次の教皇を決める選挙
コンクラーベが今月7日から始まるとあって
世界から注目されていますね。
本映画は全世界に14億人以上の信徒を有する
キリスト教最大の教派・カトリック教会。
その最高指導者にしてバチカン市国の
元首であるローマ教皇が
死去したところから始まります。
悲しみに暮れる暇もなく
ローレンス枢機卿は新教皇を決める
教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。
世界各国から100人を超える
強力な候補者たちが集まり
システィーナ礼拝堂の扉の向こうで
極秘の投票が始まります。
票が割れるなか
舞台裏で蠢く陰謀、差別
スキャンダルの数々にローレンスの
苦悩は深まっていく骨太の物語。
密室で行われる
伝統に根差した神聖な行事の中
保守派とリベラル派の対立がある中で
陰になって主張する機会を持たない
修道女の姿。
結末はあっと驚きますが
まさに社会の縮図といった感じでした。
何よりもベテラン勢の役者が揃い
物語の厚みを増しています。
2016年にベストセラーとなった
ロバート・ハリス原作”Conclave”が
映画化されたものですが
世の中に問いかけ
一石を投じる内容であることは
間違いない素晴らしい内容でした。
今日も素敵な夜をお過ごしください♪