立春を迎え
お日柄の良かった先日。
つるし雛を飾りました♪
↓同じ日に飾った雛人形はこちら
こちらのつるし雛は
叔母のハンドメイドです。
娘たちの誕生を祝って
ひと針ひと針縫って
作って下さっているので
とても趣や温かみがあります^^
毎年大切に飾っています。
吊るし雛の由来は
諸説あるようです。
江戸時代に経済的に余裕のない
一般の家庭では
雛人形はとても高価なもので
なかなか手に入らなかったそうです。
そのような中で
生まれてきた子どもの幸せを願って
お母さんやお祖母さん
親戚の叔母さんから
近所の人たちまで
皆で少しずつ小さな人形を作り
持ち寄って出来たのが
つるし雛を飾るようになった
始まりだとか。
全体として
「衣食住に困らないように」と
願いが込められています。
そして
それぞれに意味があるので
とても面白いです。
鶴:
鶴は千年生きる長寿の象徴。
また、その美しい姿から
目にすると心が豊かになる
縁起物として。
人参:滋養がある人参は
健やかに育ちますように。
亀:
亀は万年生きる長寿と健康を
象徴する生き物。
亀の一歩一歩たゆみない努力
そこから生まれる
幸せな人生を願って。
鼠:
鼠は大黒さんの使いと言われ
金運に恵まれると言われます。
俵は五穀豊穣を表し
食に困らないようにと願いを込めて。
桜:
お雛様には欠かせない左近桜。
事の始まりを祝い
永遠を願い、栄誉をたたえる木。
三角火打:
昔「薬袋」は三角の形をしており
病気に無縁でありますようにと
願いを込めて。
不運が起こらないようにという
お祓いのとしての意味もあります。
鳩:
「神の使い」「平和の象徴」と
縁起の良い鳩。
「鳩はむせない」ことから
赤ちゃんがお乳をよく飲み
元気に成長しますように。
這い子人形:
はいはいを沢山して元気に丈夫に
育ちますように。
柿:
福や幸せを「かき取る」
また「長寿の木」「厄払いの木」
とも言われ、栄養価が高く
滋養もあることから
子どもの健やかな成長を願って。
座布団:
座布団のまわりで
赤ちゃんがたくさんハイハイをして
早くお座りができますように。
七宝鞠:
七宝の形を表す縁起物。
無限に連鎖する円満や
財産の意味があり
「人と人との輪がうまく行きます様に」
と願いを込めて。
ひとつひとつを愛でながら
世界中の女の子たちの
健康と明るい将来を祈ります。
今日も穏やかで良い一日をお過ごしください^^