先月

小学校の卒業式を終えた長女。

 

6年前に祖父(私の父)が孫へと

ランドセル贈ってくださいました。

 

 

ランドセル売り場で

赤いシンプルなランドセルが好みの私に反して

グリーンや青ばかり手に取る当時5歳の娘。

 

その当時流行っていた

ピンクやラベンダー色にも見向きもせず

男の子のラインナップばかり気になる様子。

 

「グリーンがいいのだけど

濃い色でなくミントグリーンがいいな。。」と

何十分経っても納得しないのです。

 

幼いながらも想いが強いことに驚きました。

 

やっとこ探して

その年は廃盤になってしまったものが

前年度の在庫であるというので

取り寄せていただいたことがスタートです。

 

 

「これが良かったの!これが欲しかったのよ」と

喜ぶ孫の姿をみて

嬉しそうにする父。

 

心から愛され

成長を共に喜んでくれているのを改めて感じました。

 

そんな思い入れのあるランドセルも

6年間の役目を終え

第二の人生を送ってくれるという企画に出会いました。

 

NPO法人YouMe Nepal が主催する

「愛のランドセル寄付プロジェクト」

https://youmenepal.org/about-organization/4842.php

 

 

日本全国からランドセルの寄付を受け付け

集まったランドセルをネパールの西部に位置する

カルナリ州の4つの市にある

公立学校196校に届けてくれるそうです。

 

カバーをかけて使用していたものの

雨の日も風の日も

娘の背中で頑張ってくれていたランドセルは

少々汚れていましたので丁寧に拭きとります。

 

6年間ありがとうね、の感謝を込めて。

 

 

傷や破損

落書きなどがあると受け付けてもらえないようですが

綺麗に磨き上げられ生き返ったようです♪

 

 

このプロジェクトは

ソフトバンク株式会社の協力のもと推進しているそうで
4月1日より全国のソフトバンクショップとワイモバイルショップで

ランドセルの寄付の受付が開始されています。

(同会社のユーザーでなくても受け付けていただけます)

 

大事に使った想い出深いランドセルを

また必要などなたかが使って下さることは

この上ない喜びです。

 

贈り主の父も賛同してくれました。

 

 

もうすぐ160㎝になろうとしている長女。

ラストランドセル!

 

Web上で寄付の事前登録をして

近くのソフトバンクショップへ持っていきました。

 

 

経済的には豊かとはいえない環境で

山道を何時間もかけて通学し

しっかりと勉強したいという意欲に溢れている

ネパールの子供たちに使っていただけると思うと

本当に嬉しいですね。

 

娘は「珍しい色だから人気がでるかな^^」

「いつか手元に届いた子に会いたいな」と

胸ふくらませています。

 

帰り道

思いがけず涙が出た私。

 

卒業式は晴れ晴れとした

終始落ち着いた気持ちでおり

涙よりも笑顔の一日だったのですが

あのランドセルにもう触れることがないと思ったら

小さな長女が遠くへ行ってしまったようで

ほんの少し寂しかったのでした。

 

この日が私にとっての卒業式になったようです。

 

6年間ありがとうございました♪