講師、にゃんこ先生シリーズ
大病と闘う元モデル犬(10年で引退)K様ハッピーちゃんに届けるために作ったメッセージアルバム。(二年生全員のメッセージが書かれています)
数日前にK様よりハッピーが天国に旅立ったと学園に連絡がありました。
家族に見守られ、まるで眠る様に旅立って行ったと。
ここに6年分、52枚の美容カルテがあります。
数年前、一人の学生が美容中ハッピーの喉に違和感を感じ私に報告しに来ました。私も確認してみると丁寧に触ってやっと確認できるほどのふくらみ、一応、学生からK様に伝えました。
K様、大事をとって動物病院に行き診察を受けると大きな病が見つかりました。
幸い発見が早く獣医師の治療(アドバイス)のもと大病と闘いながら頑張りました。
そして定年最後の実習を終え、学生みんなで見送りました。
最後の実習では10キロ前後あった体重は最後5.65キロに、ブラシを当てるのも躊躇するほどで看護コース二年生Kとハッピーもがんばってくれました。
最後に担当したKのメッセージです。
奇跡を願った学生達の思いは届きませんでしたがハッピーとの記憶や思い出はこれからも学生達の胸に残り生き続けます。ハッピーと学びがんばったのべ52名以上の学生達(おもに看護コース)あなたの爪切りイヤイヤ強烈ダブルパンチ、ドライヤーの風食べ攻撃、学園中に響き渡るサイレンの様な声(肛門腺絞り)は忘れられない思い出です。それから私のブログや連絡網で卒業生達が次々に悲しい知らせを受けると思います。
病気を見つけお手柄だった学生(K様よりお礼を頂きました)私が日々プロとして美容に接しあの異変に気づくことができたか、真剣に長い時間をかけて愛犬たちと向かい合い接していた学生だから気づくことができたのではないかと私も本当に勉強、反省をしました。
確かに少し早い旅立ちになりましたがハッピーは名前と同じ幸せな愛犬だったと確信しています。
学生達とのたくさんの思い出ありがとうございました。