医療通訳をされているオーストラリア人女性に、シドニーにある総合病院内の小児病棟の(★読点なし)病室の画像をみせてもらった。(★改行しない)「さぞこどもが喜ぶようなデザインなのだろう」と予想はしていたが、予想以上にカラフルで魅力的なデザインに驚いた。病室を遊園地のようにデコレーションしてあるというよりは、遊園地さながらの部屋にベッドが★★べられているといった方がしっくりくる気さえするデザインなのだ。
 病室は、闘病中のこどもと家族にとって、「からだ」と「こころ」と「いのち」の器。(★改行しない)大人になってからの入院でも、状態が落ち着かない時には、病室の真っ白な天井や壁が迫ってくるような感覚に襲われることがある。
 「もし自分がこどもの頃に病気になっていたら……」。(←★句点残す★改行しない)「もし自分の家族がこどものうちに病気になったら……」。(←★句点残す★改行しない)そんな視点で闘病中のこどもと家族について思考することが重要だと、★改★めて感じられた。

※国内にも、部屋全体にスヌーピーやセサミストリートのキャラクターがあしらわれるなどした小児の病室が、ひとつ、またひとつと増えている。