退院前の看護師さんの「いつでも病棟に顔をみせにきてね」のひと言が、とても★嬉★しかった。
 イギリスのHelen & Daglas House(世界初のこどもと青年専用のホスピス)では、ハウスでいのちを終えたこどもの名前が施設内の壁に記され、こどもが亡くなってから何年経っても、こどものファミリーは、ハウスを訪れて、ハウス内のカフェテリアで無料でランチをとることができるのだという。
 「いつでも戻ってきていい」というメッセージは、患者や家族を安心させる。
 ちなみに、ランチにかかる費用は地域住民からの寄付によってまかなわれている。それもまた、「地域住民がこどもを亡くした家族をいつも★見守★っている」というメッセージの表れのようで、グリーフケアの必要な家族にはもちろん、社会全体にも安心感を与えてくれるのではないかという気がする。
 人が★心★から安心できるのは、きっと「生」を支えられた時。

※Helen & Daglas Houseの創設者、Sister Frances Dominicaとのツーショット写真は、患者としての宝物のひとつ。