『家の子って こういう子なんです』


って、誰もが自分の愛犬に持っている

イメージがあると思います。


例えば 家の子は〇〇が好き、〇〇は嫌い、

病気持ち、健康体、

痩せてる、太れない、太ってる、

甘えん坊、そっけない、

何でも食べる、食が細い、

明るい、人懐こい、怖がり、神経質、

体が丈夫、お腹が弱い、皮膚が弱い、


でも、いつもそうだから

家の子って そんな感じの子だよね~

みたいなビジョン。

もちろん、私たちにもあります。

そういうレッテルを

その子に貼りつけていました。無意識に。


でも、それ 本当は違うかもしれないよ?

飼い主の思い込みかもしれないよ?

な〜んて考えたこともなかったけれど

あるキッカケがあって考えてみました。


たとえば 私の中の『きあら像』は

家では明るくて元気で手がかからないけど

感覚過敏、嗅覚過敏、聴覚過敏で神経質。

こだわりが強くてイレギュラーに激弱で

他人に預けたら迷惑かけてしまいそう…

という犬。(どんな犬やニヤニヤタラー)

でもコレ、私の頭の中で作り上げた

きあらって こういう子という私のイメージ。 

私は何年も、そうだと思い込んでいて

自分のイメージの中のきあら像に合わせて

本犬に接してきたので、見方や対応の仕方が

たぶん偏っています。

きあらが本当にそういう子かどうかは

私以外の何人かに聞いてみないと 

本当のところは分からないです。


3年くらい前に、

きあらを歯石除去と抜歯の手術で

朝から夜まで動物病院に預けたのですが

慣れない場所に置かれるなど、

とにかくイレギュラーに激弱だから

きあらは きっと落ち着きを無くして

預けてる間、ギャン鳴きすると思った私は

先生や看護師さんたちに 予め、

麻酔で寝るまで ゲージの中で騒ぎまくって、

きっと煩くしてご迷惑をかけてしまうと思うと予告していました。

ところが、夜にお迎えに行ったら

私の前置きがスゴかったから(笑)

相当、鳴いて取り乱すのかと覚悟してたけど

拍子抜けするほど静かだったので

逆に心配になって何度も入院室を見に行った

と先生から報告されました😅

他人から見たら 違うということが

実際にあるわけですニヤニヤ(笑)


それと同じで よくあるのが


『この子、怖がりなんです』とか

『ビビリな性格なんです』と飼い主さんから

お聞きしてお預かりしていても

そんな感じには全然見えないけどな~🤔

という子もよくいるし、ビビリって言うより

むしろ意志がハッキリしていて

芯が強そうな しっかりしてる子もいるし、


過去に『この子 分離不安なんです』と

お聞きしてお預かりしたワンちゃんの中に

本物の分離不安は1頭もいませんでした😲

ゼロです。 


飼い主さんから引き離しても

落ち着いていられるし、

他のワンコともコミュニケーションとれるし

最初は落ち着かなくて吠えていても

そのうち 諦めて昼寝しちゃうし、

おトイレも、ちゃんとしてくれて

この子のどこを分離不安と思われたのか?

こちらとしては、よく分からない🤷?

何ら 手がかからなかったという事も

よくあります。


近すぎる飼い主さんと 他人では

見えている角度が違うのですよね。


知っているようで その子の本質を知らない。

分かっている様で全然、分かってない。

そんな行き違いから 

愛犬が 本当は全然、求めていない対応を

良かれと思って繰り返していて

いらぬストレスを与えていた…

なーんてことが あるかもしれませんね。

私は与えていました笑い泣き


これ、人間同士でも言えることです。

私的に好印象だと思っていた

あるクリニックの受付の方を

無愛想で感じが悪いと言う方もいたりして

人によって印象が違うという事は

実際にありますよね?

同一人物でも 人によって見え方が違う。


愛犬に何かトラブルが起きている時は

飼い主ビジョンと愛犬本来の状態に

不一致が起きていることを知りました。


思い込みって(決めつけ) 

全然、物事が良い方向に行かないです。


本当に 自分の考えで合っているのかな?

また 私特有のクセを出して、愛犬に対して

偏った見方をしてしまっていないかな?

時々、自分が見てるビジョンを疑ってみたり

他人からは どう見えるのかを聞いてみたりするのは良い事だな〜と思いましたニコニコ