大晦日に旅立った家の長老ワンコの

ナディアおばあちゃん🌈

見送って2週間が経ちました。

何だか部屋の中がガランとして

本当に居なくなっちゃったんだ…と思うと

ふと 急に泣けてくる事もありますが

ジュリアを見てると動物ってスゴいなと

思います。


ジュリアってナディアの娘なので↓

生まれた時から9年間、
ずっと母と一緒にいたわけです。
母娘で強く依存し合うのを避けるために
家に来た時から 留守番や寝る時は
それぞれ別のサークルで個別に過ごさせていましたが、それ以外は2頭一緒でした。

ですが 家のナディアさん。
昔から 気ままで自由奔放な性格で
そんなに子煩悩なタイプの母犬ではなかったため(笑)、ジュリアは全く母に依存しない娘に育ちました。 
ある意味、ナディア グッジョブ👍😄
ナディアが永眠した今よりも
きっと、先月のナディアの生前の方が
寝てばかりいる様になった母と 
それを見守る人間たちの様子がおかしいので
ジュリアも何か変だと察していたと思います。

ナディアがお空へ帰ったあと、
隣のサークル(ナディアが居た場所)が
片付けられて、やけに広くなっても
すごく気にするでもなく、探すでもなく
全くもって 変わらずに
いつも通りに過ごしているジュリア。
娘、強っ‼️😲と感心しております。


旅立つ3ヶ月前に撮ったナディア

まだ元気に走り回っていて
そんな気配は全く感じませんでした。

あれ? 何だか急に弱ってきた?
と感じたのは10月終わり頃から。
急に足腰に弱りが見え始めました。
って言っても16歳なんだから
いくら元気な方だとはいえ
そりゃ 仕方がないかなと思っていました。
お散歩の歩く速度も遅くなり、
ジュリアと歩調が合わなくなってきたので
別々にして 行きたければ行く
気が乗らなくても外へ出るのは好きなので
グラウンドか屋上で自由に散策したり、
日向ぼっこしたりしていました。

12月の8日頃から(記録してある)
ドライフードを残す様になったので
手作り食やウェットフードに変えてみると
食欲復活✌️ 再びガツガツ食べ始め、
オヤツも噛み応えのあるK9のラムラングが大好きで、それも相変わらずバリバリ食べるし
弱っているにしても体調が悪そうには見えなかったので安心していたのですが、
ちょこちょことお腹を下す様になり
お薬を飲めば 2日くらいで治るものの
食べているわりには体重が落ち始めたので
吸収できなくなってきているな…と
内臓の弱りを感じる様になりました。

20日の午後、突然 全くと言って良いほど
食べられなくなったので翌日21日の朝、
動物病院へ行きました。
先生からは 思いがけず😳
全身麻酔が可能かを検査してみて
可能なら外科手術を薦められましたが
その時のナディアにそんな体力があるとは 
とても思えませんでした😅
(この辺は数分間の診察で犬を診た獣医さんと、毎日見ている飼い主とは考えに温度差が生じることも否めないですね。)

また、私の周りでは15歳以上のハイシニアで
何かの手術に挑んで予後が良く、元気になった子をほとんど見たことがないもので(あくまで私の周りでのお話です。)
最初から内科的治療を希望。
飲み薬よりも確実なので効果持続型の注射をして頂き、帰ってきました。

その後、奇跡的に生食のグゥードを
丸ごと1本食べたので回復の兆し!?を期待しましたがナディアが食べ物を口にしたのはそれが最後でした。

水やゴハンを拒否する様になり、
脱水になるので何度もお水を口元へ運んだり
シリンジで口の中に入れますが
嫌がって全て吐き出してしまいます。
急いで取り寄せたエネルギーちゅーるも拒否。
可哀想に思いながらも何度か
ナディアの口にちゅーるを入れてみましたが、やはり全部吐き出してしまいます。
口を手で閉じゴックンと嚥下するまで抑えていれば強制給餌をすることは出来ますが
私はそれをしませんでした。
自分がナディアだったらメチャクチャ嫌だからです。
動物が自分から飲むことも食べることも止めるとき。カウントダウンが始まっていると思いました。

病院へ行って点滴で補液や栄養を入れれば
多少、生きている時間は延びると思います。

でも、旅立つ準備が始まると
内臓の動きがゆっくり止まっていくので
栄養を入れても消化吸収されず、
嘔吐や下痢になって返って体力を消耗させてしまったり、
お水の代謝が出来なくなっている子に
脱水だからと補液をしてもオシッコとして上手く出せないと余分なお水が肺や心臓の方に溜まって返って呼吸を苦しくしてしまいます。

自発的に飲むこと食べることを止めた子を
延命しないで自然な形で見送ろうとすると
補液や栄養点滴をしないことになるので
痩せて脱水になっていく子を見守るという
恐ろしく忍耐と『本当にこれで良いのか?』という自責の念にかられることになります。
最後の1週間、毎日そうでしたゲロー

でも、今まで最後まで生かす医療を受けて
とても苦しい最後になってしまった先代の子たちや、病院で急変して逝ってしまった先代の子たちを見送ってきた経験から
今度、そういう場面に直面したら 自分は
獣医師のシワ男先生が仰る、自然に枯れる様な穏やかな最後がいいなぁ、いつものお家で見送ってあげたいなとずっと思っていました。
(考え方は人それぞれだと思います。)

毎日、ナディアを撫でて抱っこしながら
ナディアにお礼を言いました。
同じ姿勢で寝ているので
毎日、メディセルをかけていました。
本当に枯れる様に静かに
眠ったままの姿で逝ってしまいました。
生前の最後数日はとても悩み葛藤しましたが、
最後はこれで良かったと思っています。

ナディアさん 
年内の営業が終わるまで頑張ってくれて、
私たちがお休みに入った31日の大晦日に旅立ったところがスゴイと思います✨
ちゃんと この日を選んだのですねニコニコ