ご無沙汰しています。

この記事は、一年半程非公開にしていたものになります。

主治医が「のんのさんの症例は調べても類似のものがなかったので、論文に書きたい」と言ったので、「こんなに特徴的な腫瘍の画像を載せたら論文にある患者のブログだとばれてしまうかも」と思い、一昨年5月から非公開にしていました。

結局、主治医が論文にしなかったので、再掲載します(2023年1月)。


2021年3月1日、私はMRI検査の結果を聞く為にD病院へ行きました。

結果は、骨に異常はないけれども靭帯の損傷が見られるので、軽度の捻挫だとのことでした。

 

1週間前に新しく作ってもらった足の板(シーネ)は、以前のものよりも大分良かったのですが、それでも、立った時に体重をかけないで右足を床の上に置いただけで踵が痛むので、そのことをT先生に話すと、シーネを外して包帯で固定することになりました。

足首を捻ってから4週間以上経ったこの時点でも、右足首付近は腫れていて、痛みがありました。

「捻挫でこんなに長引くものなのでしょうか」とT先生に尋ねましたが、「私にも分からない」とのことでした。

 

板(シーネ)を外して過ごしていると、右足の股関節と膝関節がズキズキと痛むことに気が付きました。

前回の記事にも書きましたが、板が私の足に合っていなかった(と思っている)のですが、更に、足首を保護すれば足りる筈の板は、何故か膝の裏まで長さが有ったので、板が膝裏に当たるため膝を90度にも曲げられませんでした。

日中生活している時や寝返りを打った時等にうっかり膝を曲げようとしてしまうと、板が膝裏に当たって右足が板に引っ張られて、その度に股関節や膝、足首の関節が外れそうな勢いでグキッという衝撃と痛みを感じました。

ちょっとでも膝を曲げようとする度に板が膝裏に当たってグキッとなる為に、板をつけていた時は横座りも出来ず、椅子には足を斜め前に出さないと座れず、膝立ちも出来ませんでした。

新しく板を変えてもらう際に、長さを短くして欲しいとお願いしたので、2度目の板はぎりぎり90度に膝が曲げられるようにはなりましたが、それでもかなり不便でしたえーん

 

同じく板を外してから気が付いたのですが、足首から下が、麻痺のような感じで力が入らず、動かせなくなっていました。

足首から下の感覚が余り無く、私の身体ではない、何か得体の知れない物体が足首にぶら下がっているような感じがしました。

足首が不安定で、グラグラしました。

寝ている時や足を前に投げ出して座っている時は、包帯で固定していても自分の足首から先の重みを支えられていないような感じがすると共に、足首の関節が激しく痛みました。

術後2ヶ月を経過しているというのに、安静にしていても痛みが激しく、私の足なのに、右足首から下に何かがぶら下がっている感覚が生理的に気持ちが悪く、何度も心が折れました。

こんな状態だったので、術後は、日中は家事が全く出来ず、夜は痛みでなかなか寝られませんでした。

椅子に座るのも、数十分も経つと段々足首や踵が痛くなってくるので、日中は椅子に座って過ごすことも出来ませんでしたあせる

 

もう限界!えーんと思い、電話で予約を取って、3月15日にD病院へ行きました。

私の足を見たT先生は、「まだ(捻挫が)治っていないの?」「何故治らないのか分からない」と言って、同じ院内の足専門の先生に診てもらうことにしました(ちなみに、T先生は手の外科専門の医師です)。

 

翌日に足専門の医師K先生に診ていただきましたが、ざっくり経過を書くと、このまま療養を続けていると、筋力が衰えて歩けなくなってしまうので、K先生が非常勤で診察している私の自宅近くのN病院でリハビリを受けることになりました。

まだ足に腫れと痛みがあって、捻挫が治っていない状態でリハビリしても大丈夫なのでしょうかと尋ねましたが、無理しない程度でやって下さいとのことでした。

 

今の私の足の現状は、レントゲンやMRI検査の画像を見ても、先生方にもはっきりとした理由は分からないそうです。

 

骨には異常はないとのことですが、捻った直後は踵の骨が痛み、その後は板で固定している内に、どんどん足首の関節の骨に強い痛みを感じるようになりました。

あの痛みの原因が、捻挫だけのせいだとは思えない位骨が痛かったですあせる

 

先生方曰く、もしかしたら悪性リンパ腫の1年半に渡る化学療法の影響がまだ残っている身体だということと、外科手術で28cmと広範囲に足を切ったこと、捻挫したこと等の理由が複合的に絡み合っているのではないかということでした。

 

足の板が合わなかったことも原因の一つではないかと話してみましたが、先生方はノーコメントでした・・・キョロキョロ

 

3月25日(外科手術から55日後)の夜、突然、本当に何の前触れもなく、何故か足首がこれまでよりもしっかりとしている感覚がありました。

足首の痛みもびっくりする位軽くなり、これまでと比べれば、格段に足首から先が動くようになりました。

足の調子が良くなってから思いましたが、

私の感覚では、足が動かなかったのは、神経が何らかの理由で麻痺のようになっていたよ

うに思います。

 

私の経験では、アドセトリスの副作用の手足の痺れや神経鞘腫の痛みは、お風呂で身体を温めた後はしばらく症状が悪化したのですが、今回の足首の不安定さも、湯船に入ると悪化しましたあせる

なので、足首が動かなかったのも、神経的なもののような気がします。

 

良くなったとは言っても、左足と比べると、まだ右足は動かしにくいので、完全には治ってはいません。

 

お風呂の後以外にも、風が強い日や雨の日、冷え込む日は、足の調子が悪くなります(これも、手足の痺れや神経鞘腫の痛みと似ています)。

調子が悪くなると、足首の不安定さが増して、足首や踵、手術で切った傷が痛みます。

手術の傷痕は28cmと長いので、ふくらはぎの脇全体が痛むことになって、ツライです汗

 

4月4日、この日は朝から張り切って家事をしようと、2本の松葉杖を使って家の中を歩いていたところ、転んでしまいました(悲)

翌日にD病院で外科手術を担当したT先生の診察があったので、診ていただいたところ、左足の薬指の骨にひびが入っていることが分かりました。

 

両足が不自由になってしまいましたあせる

もー笑うしかないですね笑い泣き

  

↓この下に私の神経鞘腫の腫瘍と術後の足の画像(捻挫した足や手術の傷痕等)を載せています。

苦手な方は、閲覧をご注意願います m(_ _)m

 
















 

↓2月9日(手術から11日後)の右足。

 

 

↓3月6日(手術から36日後)の術後の傷。

 

 

↓今日(手術から68日後)の右足。

内出血は無くなりましたが、足首の周りがまだ腫れています。

 

 

↓それから、今日の左足です。

薬指は普段動かさないので、そんなに痛くありません。歩く時は痛みがありますが、先月までの右足の痛みと比べれば、随分マシです。

普段は、小指と中指と一緒にテーピングしています。

(シャワーを浴びた直後に撮ったので、足の指に水滴がついています。決してゴミではありませんあせる)

 

 

 

↓右足から摘出した神経鞘腫です。

ボール状の腫瘍部分は3㎝×2㎝の大きさで、長さは計27cmでした。

以前の記事で「2本足のクラゲとかタコみたいな形状の腫瘍」と書きましたが、後でT先生からもらった画像を見てみたら、全然そんな感じではなかったですねあせる