ものを見直す期間は、2018年から2026年夏ごろまでの天王星牡牛座期の後半。
特に2024〜2026年にかけて、特に価値観の見直しの学習の流れは加速していた。
わたしは、以前とはものの見方が大きく変わってきた。特にお金で買えない価値について、気が付かされる流れになっている。これは、わたしのホロスコープチャートのリリス
の意図であった。本質的にわたしが求めているものは、お金で買えるものではないことを教えている。まだ、ここへ足を踏み入れたばかりであるので、プライスレスな価値、というものへの感受性はまだ未熟であると思う。
ここでわたしが考えていることは、リリスは、文書で語られているような、悪いものではないということだ。私たちに影響を与えている全ての天体がそうであるように、各天体の影響というのは、こちら側からの認識と扱いによって良くも悪くもなり得る。
リリスは特に、インドのタントラという哲学の中に息をしている。
欲望は、扱いこそが必要だが、生命の生存にとっては不可欠なものである。
性の行為によって子供が生まれるように、何かをこの世界に生み出したいと考えるのであれば、深い根源的な自分の欲望を見る必要がある。魂や心の奥底、に眠っている希望を見つけ出す必要がある。表面的な満足はここでは歯が立たない。しかし、認識されたリリスは無限の原動力を与える可能性があり、何かを作り出したいと思う時こそ避けるのは賢明ではないと思う。
そこに至るには、月のニーズを満たしていくことが必要と思われる。
リリスは月の影あるいは暗い月と言われている。暗い=必ずしも悪ではなく、影に潜んでいて見えにくいということかもしれない。リリスは掘り起こされるのを待っている生命エネルギーの枯れない泉のようにも見える。聖なる魔力と呼ばれるものと似ている。
通常は開かずの間である。
もちろん、欲望は魔境に引き摺り込む危険なものでさえあるので、自分自身への客観視と公正な物事の見方が養われる必要がある。といってもリリスの領域では、現行の社会でいうところの良いとか悪いとかいう判断は役に立たないことがある。
だから、自分の人生の中心に、自分が何を据えているのか。
何が大切なのか。そうした生きる上での自分なりの基準を体験と理解を通して太い、生命の樹の幹のように育てる必要がある。
認識の一年程前、「欲望を10分の1に抑えるように」と、指示があった。
精神的な成長がある程度進むと、開かれるものなのかもしれない。
その間にも、バラバラに置かれていたものを分別する作業は続いていった。
その意味で、バラバラに切り刻まれ、遺体をばら撒かれた夫オシリスのカケラをさがして、
夫の復活の魔術をおこなったエジプトの錬金術の女神イシスがいるが、見えている世界のあちらこちらに、自分の太陽(与える仕方、能力の発現、成功)を昇らせることができるのかを探して四苦八苦している自分の姿と重なる。
ちなみにリリスは原初の女性として描かれるが、パンドラの箱として有名な、パンドラという女神を同一視する見方がある。パンドラは神であるゼウスによって作られた女だが、開けてはいけないと言われていた箱を開けてしまった。
好奇心によって開けられた箱からはあらゆる災が飛び出してしまった。
しかし、最後に、箱の底には希望が残っていた。
真の希望に到達するまでには、見たくもない現実に直面し、困難を潜り抜けなければならないかもしれない。しかし最後には希望が残る。
その希望を持って、パンドラの子孫は大洪水の時代を超える。よりミクロな、個人的なレベルで、感情的な波をこえる。ということに翻訳できるのではないかとおもう。
私たちが、自らの内側奥深くに眠る希望を救い上げ、子孫に残そうとしているのは、どんなものなのだろう。土から作られたパンドラのように、形ある何かのように思われる。
そして実際に作るという作業は、誰もが今この瞬間も意識の有無にかかわらず行なっている。
何かを作る前には、片付けが先にある。どんなにやりたくなくて、苦手でもだ。
幼稚園の頃に習得すべきことをわたしは今、やっている。お恥ずかしいことかもしれない。
月が月経周期と連動しているように、月は排泄機能に影響を与えている。
特に月に類するものであるならば、体の不調や感情的な吐き出しや揺さぶりを経験すると言える。ということはリリスの深い潜在意識レベルの願望を採り上げるまでには、それよりも深い、排出の機会、手放しがある。
入れるためには出さねばならず、
吸うためには吐き出さねばならない。
わたしはこれを書いていて、占星術のテキストを作るという作業が無意識に始まっていたことに気づいた。その先のステップは、作り出したものをでは、どう扱うか。という問題である。
もしかしたらこれは、体が持っている感受性と無意識と、意識の力との共同創造にはいっていっているのかもしれない。
なるべくからだを尊重するようにしたい。
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