あの頃のきみは

ほとんどが『恋』で、できてたね


描くことに 恋して

奏でることに 恋して

素敵なあの人にも 恋をしていたね


きみを輝かせていたのは

恋する、こと



すべての恋が 

うまくいったわけではないかもしれない

それでも

破れてしまっても

離れてしまっても

輝いていたのは


真剣に恋をしたから

だね


どこまでも飛べる翼を手に入れた

そんな、気がしてたのかな



光をあてる対象も

紡ぐ音も 

恋で埋め尽くされていたね



あの頃のきみがいるから

今ここにきみがいる


きみの中の『恋』

消えてなんかないから


怖がらずに

全身で 輝いていいんだよ