ありがとうの反対はなんですか?
はい、こたえて。
…その話し、前にきいた。ノートもとった。
でも、みんなの前でそんな風に言われたら…
私のあたまは、まっしろ。
「………無言。」
ほらね、こんなふうに人は、忘れちゃう。
ショックだなあ〜!
だから僕はね、何回でもいいますよー。
とうちゃん、かあちゃん
来てくれてありがとう!!
ありがとうの反対は
あたりまえ。ですねー。
引きこもりの家庭にはありがとうがなくて、
あたりまえになってるんですよ!
感謝をたくさん伝えるのも、半ば強引なダメだしも、自由自在の大将が「引きこもり家族会」のファシリテーターです。
(裸の大将に似ているのでこっそり大将と呼んでいます。本人に言ったらどうなるんだろう…)
初めてこの会に参加したころ、
私自身がとても不安定で、人の集まる場所が怖くて、血の気が引くのを感じながら、そこに立っていました。
「いらっしゃい!大丈夫だよ、もっと前においでよ。こわくないよー」
大将に声かけられて、余計におびえる私は、支援者として参加してる人には、見えなかったよね。
それでも。支援者だろうと、当事者だろうと、ご家族だろうと。みんながみんなの前で盛大にいじられる。
いっそ、意地悪。厳しい。
なのに。なんとなく…。
居ていいんだ♪
という気持ちになるのはなぜだろう。
「きてくれて、ありがとう」
「話してくれてありがとう」
折々に、言われるからなんだろうか。
大将が、ほんとにそう思ってるからなのかな。
ここにくる人は大抵、人とつながることが苦手。
ひきこもりさんは、当事者もその家族も人とつながる楽しさを知らない、といいます。
だから、家族会が「人っていいな」を経験する場所として機能していくことがとても大事なんだと思う。
大将に厳しく怒られたあと、
とうちゃん、かあちゃん達が、声かけあって一緒に帰る後ろ姿をみて、なんだか感動した。
(この姿を、大将に見せたかったなー。)
引きこもりの支援の打率は20〜30%だなんて、
これまた乱暴な言い方をしていたけど。
手をつくし、心をつくしても、伝わらない、その感じはもどかしい。
引きこもりは、悪いことではない。
その人の生き方だ。
人が自分の生き方を変えていくのは、ほんとうに難しい。
変わらなくたっていいんだ。
ただ、今が生きづらく、苦しいのなら。。。
困ってるあなたが、変わりたいから。
どうしたら、今を拓けるんだろうって、
知恵を集めるのが、家族会なんだよね。
私も、だんだん楽に。自由になってきた。
今までより、一歩踏みだして。勇気出して。
学んできたこと、思ったことをみんなの前で話した。
頑張ったねえー!
大将も、すかさず誉めてくれる。
うわー嬉しい( ´艸`)