あのゆとりが帰ってきた

 

 

今回記録するのは、映画『ゆとりですがなにか~インターナショナル~』。

2016年に放送された連続ドラマの映画化で今話題沸騰中の作品です。主演は岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の三人。

ゆとり世代と言われた平成初期~生まれの三人が帰ってきました。

 

 

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日本全国でゆとり教育が話題となった平成初期。その時代に少年少女だった世代も今は大人となり、社会人となっていた。彼らの学生時代は、学校は土日休み、教科内容や授業数が削減され、文字通りゆとりを持った教育がなされていた。

 

 

そんな世代を揶揄してゆとり世代と呼び、時に、蔑むような話題も珍しくなかった。

 

 

「これだからゆとりは」

 

 

そんな言葉を耳にしたことがある人は多いのではないだろうか。

 

 

そんなゆとり世代代表の主人公・坂間は、激動のサラリーマン時代を経て、今は実家の酒蔵で働いていた。元上司であり現妻である茜と二人の子宝にも恵まれ、順風満帆な暮らしをしているかに思えた。

 

 

しかし、現実はそう甘くなく、坂間には大きな心配事があった。それは妻・茜とのセックスレス。もう一年も営みがないことに坂間は焦りを感じていた。同時に、実家の酒蔵経営にも不穏な空気が漂い始める。

 

 

一方、小学校教師として従事している山路は相変わらず拗らせ童貞であった。何人もの女性とお見合いをするも、自分の自信の無さからか相手の女性を信用することができず自分を蔑んでは引かれ、恋愛に発展できないでいた。

 

 

さらに一方のまりぶは、日本独自の中華料理(?)エビチリのレシピを、本場中華で広め一躍大儲けしていた、、、、とはならず、一時は成功していたものの、調子に乗ってレシピを公表したらあっという間に拡散され、稼ぐことができなくなってしまった。日本に帰国したまりぶは、妻と子供を養うために、坂間家の酒蔵に転がり込むことに。それがすべての始まりだった。

 

 

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当時ドラマを観ていた人なら確実に楽しめる作品でした。いわゆる大ドンデン返しや軸となる目的があるわけではなく進む物語ですが、全編通してずっと面白かったです。あの頃見てた三人が成長(?)してスクリーンに帰ってきただけでも一見の価値ありです。

 

 

ストーリーはそれぞれが抱える不安や問題を各々どう解決していくのかといったものですが、一見バラバラなことも実は繋がっていたり、関係なかったり、見てて飽きない構成は流石の一言です。全体的にアップテンポで笑えるシーンが多く、筆者が一番笑ったのは「おっさん、おっさんとすれ違うも特に何も起きない」と「はいはい、ゾンビね!怖い怖い!」でした。(観たらわかると思います)

 

 

ドラマを観てなくても充分面白いですし、関係性などは簡単にですが補足してくれます。特にゆとり世代と言われた人たちには刺さる作品だと思います。

 

 

映画『ゆとりですがなにか~インターナショナル~』。

やっぱり面白いな~。そんな感想が漏れる想像通りの良作でした。

 

 

 

 

【個人的ポイント記録】

 

キャスト・声優

★★★★★★★★★☆ 9

ストーリー

★★★★★★★★☆☆ 8

演出・演技

★★★★★★★★☆☆ 8

音楽

★★★★★★★★☆☆ 8

懐かしい度

★★★★★★★★☆☆ 8

笑える度

★★★★★★★★☆☆ 8

再見度

★★★★★★★★☆☆ 8

おすすめ度

★★★★★★★★★☆ 9

 

個人的には何度観ても面白いと感じる作品です。出てる俳優陣が好きなのもあるのでまたいつか観ることでしょう。

 

 

 

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