（※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 ）
今回記録する映画は『バクマン。』です。
この作品は週刊少年ジャンプで連載されていた漫画の実写化映画になります。私はジャンプはたまに見る程度ですが漫画の存在は知っていました。そしてその漫画が佐藤健さんと神木隆之介さんのダブル主演で実写化という事で、当時話題になったのを覚えています。
佐藤健さん演じる真城と、神木さん演じる高木は同じ高校の同級生でした。特別仲が良いという訳ではありませんでしたがあることがきっかけで2人はタッグを組むことになります。
真城は亜豆という同級生が好きでした。しかし引っ込み思案な彼はアプローチすることもなく、ノートの片隅に彼女のスケッチを描くだけ。そんな学生生活を送っていました。
しかし、ある日の事、同級生の高木に、真城が描いた亜豆のスケッチを見られてしまいます。「気持ち悪がられる、終わった」そう思った真城でしたが、高木の口から出たのは真城のスケッチを絶賛する声でした。ひとまず助かったと安堵する真城をよそに高木は真城にある提案をします。それは、”自分と一緒に漫画を描いてくれないか”というものでした。
突然のことに頭が付いていかない真城。しかし高木は続けます。曰く、高木は物語の設定やストーリー、キャラなどを考えることが得意だそうです。ただ絵が描けない。そこで真城に、自分が考えた物語の絵を描いてほしいという事だったのです。そんな高木のお願いを真城は当然断ります。彼の叔父も漫画家だったのですが、辛い作業に売れないジレンマを目の前で見てきたので漫画家の大変さは知っていました。
しかし、そんな真城に驚きの情報が入ります。それは亜豆の将来の夢が”声優”であること。真城は自分たちが描いた漫画をアニメ化させ、亜豆に声優をしてもらうという夢をかなえる為、漫画家になる決意をします。
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珍しい漫画家志望が主人公の物語。佐藤健さん、神木さん両方とも若く見えるので、新人漫画家というキャラも違和感なく観れました。絵を描く描写や、実際の原稿なども描かれており、リアルな現場を見ているようで面白いです。自分が買ってる漫画の作者もこんな感じで作業してるのかな～と想像しながら観ました。
キャストに関しては2人の他に、小松奈々さん、山田孝之さん、染谷翔太さんなど、豪華メンツです。個人的に追い込まれた時の佐藤健さんが好きです。一瞬剣心かと錯覚する、あのキレ気味な疲弊した演技が魅力ですね。あとは染谷翔太さんの癖キャラ。主人公たちのライバルとして登場するのですが、とてもいいキャラしてます。似合いますね変なキャラが。
元々の漫画はほとんど読んだことがなかったので、物語の内容は映画で初見です。ジャンプ作品の実写化と言われなくても楽しめたと思います。ただ所々に、ジャンプ作品のオマージュ的な表現があります。漫画好きな人ならいくつか気付けるかもしれません。そういう楽しみ方もいいですね。
テーマ曲がサカナクションの新宝島。テンションが上がります。
少年達が、喧嘩したり失敗したり、挫折したりしながらも夢に向かって努力する姿は心を打ちます。自分ももう少し頑張れるかも、と思わせてくれる作品です。明るいシーンが多いので、休日の昼間なんかにのんびり観るのがおススメです。大どんでん返しがあったり、伏線が張られてる系の作品ではないのでリラックスして観れますよ。
映画『バクマン。』。
主演お二人のファンの方は必見。若者が頑張っている姿が好きな人も必見。漫画が好きな人も必見。友情・努力・勝利です。
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