私の好きなブランドにローラアシュレイがあります。
友達はそれを知っているので、プレゼントにローラアシュレイの製品を選んでくれるコトが多いです。
その中でこのペットボトルホルダー。
可愛いんだけど肩紐が固いアクリルテープなので、服に擦れて毛玉ができたりしてしまうのです。
せっかくのローラアシュレイなのに…。(ToT)

しかーし!
ここで諦めては(以下略/笑)
肩紐を柔らかいカラーテープに変えるコトにしました。

時は新学期前、お子様の持ち物で慣れない針を持たねばならぬ保護者さんもいらっしゃるかと思われますので、作業状態を細かく記そうと思います。

用意する物は
①アクリルテープと同じ幅のカラーテープ(柔らかいです)を2mで売っていたので大人女性で1.5mくらいを使いましたのでお子様ならもっと短くて良いかと。

ミシンを使う人は
②ファスナー用の押さえ金をセットします。
③糸は60番手(#60と記されています)
④針は11号

この位小さい物なら手縫いの方が良いという方は
②手芸店で普通に売っている「キルティング針」を使います。
私は短目の針が使いやすいので短い針を選んでいます。
…というか、ウチの近所の手芸店では問答無用で「キルティング針」て書いて売っていました。(笑)
今回は使いませんが、キルティング用の細いまち針もあるんですよ~♪
③糸は極めてポピュラーな「Dual Duty」を使いました。
普通の手芸店で「キルティング用の糸」と言えば、まずこれなんじゃないかと。

ここでちょっと糸のお話。
一番上はタコ糸の様に巻いてある手縫い糸。
これは大きいボタンなどをがっちり付ける時には丈夫で良いですね。
真ん中のは#60ミシン糸で、一番下がキルティング糸です。
あまり区別がつかないかもしれませんが、ミシン糸の方が多少毛羽立っていて、キルティング糸の方がつるんとした印象があります。
ご覧の通り、形状もミシン糸と同じ様な仕様なのでよくお店の人に「ミシン糸ではありませんが大丈夫ですか?」と念を押されますので「キルティング用の糸が欲しいんです」と答えてます。(笑)
糸の太さが変われば当然針穴の大きさも変わって来ますね。
(上がキルティング用の針です)

では道具が揃ったところで作業に入りましょう。

まずアクリルテープを切って取っちゃいます。
根本は…ラミネート加工の生地は何度も縫い直したりすると針穴の跡がついて最悪切れてしまいますので、ここは直さずそのままで行きます。

ここに切ったアクリルテープと同じ幅のカラーテープを通し、端っこを折り返してクリップで固定させます。
洗濯ばさみを使っても良いんですけど、手芸用のクリップの方ががっちり止まってズレにくいです。
私は小さいのと長いのを使い分けています。

ミシンで縫う人はこんな感じで、行って返し縫いで戻って二重に縫えば簡単です。
ダダダダダ!と縫う自信ない!て人は手動で糸回しを回して1針1針縫って下さい。
…実は私もこれを縫えと言われたら1針1針縫います。(笑)

針が先に進んでくれないよー!という場合はテープの厚みで押さえ金が傾いている可能性があります。
なので後ろに同じ厚さの様な生地をはさみ、押さえ金を平らにして下さい。
この白いテープ、厚い生地を縫う時は折って厚くしたりと何かと便利なので常備しています♪

手縫いの人の場合は、糸は二本取りで縫います。
まずは玉結び。
こう構えて…

ずりずりずりっと上にずらして…

この様になりますね。

その両脇を引っ張るとこうなります…なるはず…これはもう慣れしかないです。(^_^;)
とりあえず結び目が出来れば良しとしましょう。

余分な糸を切ります。

縫い始めはこの様に刺してから、糸端を目打ちなどで中にぐいぐい突っ込んで隠します。

まず折り返したテープの端を包み込む様に縫います。
これでテープの端がきっちり縫い留められました。

ここから先は「本返し縫い」という丈夫な方法で縫って行きます。
刺して…

出して…

戻って…

出して、戻って…を繰り返して縫っていきます。

端まで縫ったら、縫い始めと同じ様に外側から包み込む様にして閉じ合わせます。

裏返して玉結びをします。
最後に糸を出した所に針を添えて親指でしっかり押さえます。

針に2回ほど巻き付けて…

しっかり押さえたまま糸を引き抜きます。

糸端は中に通したりして隠します。

長さ調節に使うコキカンは元のテープに付いていたモノを使います。

ここからはねじれとの戦い!(笑)
ねじれていないか、よ~くチェックしながら進めて下さい。
まずコキカンに通して…

反対側の根本に通して…

ええと…テープの通し方は説明するより画像を見てもらった方が早いかもしれない。(^_^;)

コキカンの内側の方のテープを最初の手順で縫い止めます。

外側のテープを巻き込んで縫わない様に気を付けてね。
自信がない人はこうやって縫う部分から離してクリップで留めておくと安心♪

これで完成です♪
お疲れ様です!
後はコキカンで長さを調節して装着!

市販のモノで「ちょっとココが…」と思う所があったら、この様に簡単に手直しできるモノは結構ありますよ~♪

そして最後に!
出来よりも心です!
講師がこんなコト言っちゃいけないんですけどね。(^_^;)
お子様の成長を喜びこれからを見守る気持ちが1番だと思います♪