イラストby Copilot


そろそろ掃除しなきゃなぁ〜と気になっていた換気扇。

油汚れを落とし、フィルターを交換し、

ついでにエアコンのフィルターも洗い、

扇風機も分解して、羽までピカピカにした。


ここまでいくと

もはや掃除ではなく“心のデトックス”。


👶 血のつながりはないけれど、情はダダ漏れ

私と夫は再婚同士。

孫のニーナとニーノとは血のつながりはない。

でも、あの子たち、私を見ると

「ノンナ〜〜〜!!!」

と全力で抱きついてくる。


あれはもう、反則。

あんなの、情が湧くに決まってる。

血のつながり?

そんなもん、

あの抱きつきパワーの前では“紙”より薄い。

…と普段は思っているのだけど。


🍳家政婦か?乳母か?

お嫁ちゃんから、よくメールが来る。

子育てでいっぱいいっぱいになったとき、義息子とプチケンカをしたときなど、

「晩ご飯食べに行ってもいいですか」と。あの甘えたメールに、

秒で

「いつでもいいよ」と返す50代の私。

反射神経だけは10代。


若者用にちょっといいお肉を買い、

ニーナとニーノ用に別メニューを作り、

台所でひとり、

“家政婦のミタ(優しさ100倍増し)” みたいな顔して張り切る私。


そんな台所に立つ私に、お嫁ちゃんが話し始めた。


💒結婚式に…

「実は…両親(お嫁ちゃんの両親ね)が、内輪での小さな結婚式をしてくれることになって…」

その瞬間、私は心の中でこう思った。


“あっ、私は辞退しよう”


夫の元奥さんも来るだろうし、

私がいたら夫も親族も気をつかう。

だったら最初から身を引くのが大人の配慮。


そう、私は

“空気の読める女(自称)”キメてる


ニコニコ「これからお父さん(夫)に話そうと思うんですけど、出席してくれますかね…」


ちょっと不満「そうね、元奥さんと今どんな関係かわからないからねぇ」


チュー「出席してほしいんですけどね。

申し訳ないんですけど、nonnaさんはお呼びできなくて」


……え?

ちょっと待って。

私、今まさに

“辞退しようとしてた側”なんだけど。

辞退する前に、そもそも呼ぶ気がなかったのね不安

こりゃ失礼しましたァァァ!!!

“辞退”の先手を打とうとして、そもそも試合に出ていなかった選手の気分💧


私の気遣い、空振りどころか、

バットすら握らせてもらえなかった…


👨🏻夫はどうする?

私から夫には話さなかった。

でも、さすがに結婚式に着るスーツの準備とかあるし、

気になって聞いてみた。

「結婚式、出席するの?」

「しないよ」あっさり。


理由は聞かなかった。

聞いたら、たぶん私の心がまたザラつくから。


🫠 血のつながりって、やっぱり強い

もちろん、理解はできる。

お嫁ちゃん側のご両親の主催だし、

元奥さんも来るだろうし、

場がややこしくなるのは避けたいだろう。


義息子もお嫁ちゃんも、悪い子ではない。

本当にいい子たち。


恨んでなんかいない。

ただ、

寂しいだけ悲しい


頭ではわかる。

だから最近は、

“私も割り切って付き合わないとね”と、

自分に言い聞かせている。


でもね…胸の奥で、

「やっぱり血のつながりって強いんだなぁ」と、

換気扇の油汚れより落ちにくい感情がじわっと広がった。


🧽 だから今日は掃除の日


そんな気持ちを抱えながら、

私は黙々と掃除をした。


換気扇の油汚れは落ちた。

扇風機の羽もピカピカ。

エアコンのフィルターも新品同様。


でも、心のざらつきは…

まあ、ぼちぼち。


それでも、掃除を終えた部屋の空気は軽かった。


結婚式のことは、

換気扇が今日ぜんぶ吸い取ってくれた。

吸い取られたのは油だけじゃなくて、

私のちょっとした期待もだったけど悲しい


ここまで読んでいただき、ありがとうございました🍀

では、また👋