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1週間、あごをケガした義母の付き添いで、病院へ通った。


昨日、ようやく通院が終わった。

肩から何かがスルッと落ちるような解放感。
その勢いで義妹に報告LINEを送った。
「無事に通院終わりました。
かさぶたを剥がさないように、1週間くらいは家にある絆創膏を貼ってくださいとのことです」

すると、返ってきたのは、
ありがとう印のスタンプ1個
……以上。

いや、スタンプが悪いわけじゃない。
スタンプ文化は便利だし、私も使う。
ただね、1週間の付き添いの“重さ”に対して、
スタンプ1個の“軽さ”が、あまりにも絶妙すぎて笑ってしまった。

ここで、野々村友紀子さん著の『夫が知らない家事リスト』を思い出した。
本は読んでいませんが、テレビでお話しされているのを拝見し、
一つの家事を分解されているのに、激しく同意!なわけです。

義母の病院付き添いを分解してみた。

■ 『義妹が知らない 義母の通院付き添いリスト』

【早朝の見えないタスク編】
・ 7:30のネット受付予約のために、
7:29にスマホのタイマーをセットしておく
・ 7:29:30からスタンバイし、
7:30ちょうどにサーバーにアクセス!
(秒単位の戦いだ!
初日28番、2日目68番、3日目以降は上位を獲得)
・自分の身支度を整え、実家に向かう車

【出発前の準備編】
・義母の体調チェック(体調というか気分の問題。今日行ける?の確認)
・診察券、マイナンバーカード、お薬手帳、お財布、マスクを確認
(家を出るまでに、「お財布入れたかしら?」「マスクあるわよね」と何度も確認する義母に
「入れたよ。大丈夫だよ」と何度も繰り返す私)
・義母の上着、靴の準備(気温が低い日は上着の厚さが変わる)
・出掛けに「さっき行ったけど、もう一度トイレに行ってくるわ」のトイレ待ち
・義母を車に誘導(段差注意)
・シートベルトの装着サポート

【移動編】
・運転しながら義母の体調を気遣う
・移動中も「お財布にお金入っているかしら」を繰り返す義母に反応してあげる
・病院の駐車場争奪戦
・義母を車から降ろす
(隣の車にドアパンチしないように、
転ばないように、ゆっくり、ゆっくり)

【病院内編】
・受付に診察券提出
・待合室で義母の上着の脱ぎ着サポート
・診察室前の椅子取りゲーム
・義母の呼び出しを聞き逃さない集中力
・またもや「トイレ行ってくるわ」のトイレ待ち
・診察中の説明を“家族代表”として聞く
・医師の言葉を義母向けに翻訳(優しく、ゆっくり)

【会計・薬局編】
・義母の財布から支払い
・薬局へ移動
(初日は、母を車で待たせ、
薬局でのマイナンバー登録に、
問診票記入)

【帰宅編】
・義母を車へ誘導
・シートベルトサポート
・家まで安全運転
・義母を家の中まで送り届ける
・今日の注意点を義母に説明し、
義妹宛に薬の飲み方メモを書く

【精神的負担編】
・この1週間は、自分の仕事の調整
・「今日も無事に終わるかな」の緊張
・義母の痛みや不安を受け止める
・病院の空気に吸われる体力
・義妹の反応の薄さに軽く心が削れる
・それでも明日もやる覚悟を決める自分


これだけのタスクに対して、
「ありがとう」じゃなくて、
「助かりました」でもなくて、
スタンプ1個。

“最低限の礼儀だけは守りました感”

でも、ここで気づく。
私は勝手に期待して、勝手にがっかりしているだけだ。

義妹は、最初からこういう人だった。
必要最低限のコミュニケーションしかしない。
こちらがどれだけ動いても、反応はいつも薄味。
そういう“仕様”なのだ。

だったら、私も学習すればいい。
期待しない。
求めない。
スタンプ1個で十分な人には、スタンプ1個の距離感で接する。

それでいい。

1週間の付き添いは、義妹のためじゃなく、義母のためにやったこと。
そして、私自身が「やるべきだ」と思ったからやったこと。
その価値は、スタンプの軽さとは関係ない。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます🍀
では、また👋