"11:30 "
やっと名前が呼ばれて
看護婦さんと一緒に2Fに行く
手術台に横になり両脚ゎ固定され
右腕にゎ点滴、左腕にゎ血圧計
壁に掛かってる時計ゎ
「 11:45AM 」
医者に
「お酒ゎ強いですか?」と聞かれ
「普通です」と答えた
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しょーじきこっから先ゎ覚えてない
覚えてるとしたら目を閉じた時に見えた
沢山のオレンジ色の点々
本当にそっから先は
嫌なくらい何にも覚えていない‥
誰かの声で意識ゎ戻った
でも怖くて目が開けられなかった
開けたくなかった‥
目を開けたら赤ちゃんが
もうお腹にはいないってゆー現実を
受け止めないといけないから
でも半信半疑だった
手術ゎ終わったの?
それともこれから?
もしこれからなら‥
ここ今すぐから逃げよう
その思いでいっぱいだった…
でも人生そんな甘くない
「 12:15 」
壁に掛かってる時計が
時間をさしていた
その瞬間
ずっと我慢してた涙がでた
息ができなくなるぐらい
ずっとずっと泣いてた
お腹に手を当てる自分が
無様だった
昨日までお腹に手を当てれば
幸せな気持ちになれてた‥
でも幸せとか…もう違う
自分が憎くて憎くて
どうしようもなかった
どうしようもないくらい
自分な情けない‥
どうしようもないくらい
自分ゎ最低な女‥
自分の子供ひとり
守る事もできない弱い人間‥
本当に情けないよ‥
泣き続けてどれくらいだろ‥
生きてる感覚がない‥
でも生きてるんだよね‥
ボーっとしてるだけ‥
名前を呼ばれ子宮を診てもらう
まだ現実を受け止められない自分に
「 現実を受け止めろ 」
そー言ってるかのように
画面に自分の子宮内が映る
さっきまでいたはずの赤ちゃんゎ
いなかった‥
もういませんね、
確認してください。
先生にそう聞かれ
「はい」とゆー言葉しか返せない
情けない‥
診察室から出て待合室に行くと
彼がうちの方に歩いてきた
次の予約を入れてもらってる間
泣くのを頑張って堪えた
多分自分ゎ震えてたんだと思う
彼が背中をさすってくれた
その手も震えてたのゎ
馬鹿な自分でもわかった
水子供養の為に川崎大師に向かった
「 次がんばろ」
「のーん、もう泣かないで」
何もできない彼精一杯の
励ましの言葉だったのかもね‥
川崎大師に着いて車から降りた時に
「 子供の名前なににする?」
と聞いてきた
彼の口からそんな言葉がでると
思ってなかったからびっくりした
名前?
あの子がお腹に宿ってくれた時から
名前ゎ毎日考えてた
2人の大好きな「海」を使った名前
かいと
そーゆおーとしたら
「かいと」って彼から言ってきた
また涙が出てしまった‥
泣いてばっかいてごめんね‥
お願いだから‥
よっちゃんまで‥
うちの前からいなくならないでね‥
