年を経てイメージが変わる歌はありませんか?
私はこれです。
椎名林檎 『幸福論』
私が高校3年生のときにリリースされたこの曲。
当時は愛するとかよく分からないまま、可愛いしかっこいい曲だなと思ってた。
(PVの海軍のセーラー服の林檎ちゃんが可愛くて似たようなの買ったわ)
人をめちゃめちゃ好きになるとこんな感じなのかなって恋に恋焦がれてました。
それが最近久々に聴いたら
「本当のしあわせは目に映らずに 案外傍にあって気付かずにいたのですが」とか
「君が其処に生きているという真実だけで 幸福なんです」
という歌詞が切実に胸に響きました。
20代から40代にかけて、出会いと別れをたくさん経験して、大きな災害を経験して、大事な人がいま生きていること、一緒に過ごせてことが、それだけでもう僥倖だなってすごく思うようになったんです
僥倖… 思いがけない幸い。偶然に得る幸運。
「あたしは君のメロディやその 哲学や言葉すべてを 守り通します」
リリース当時、この歌を聴いて、盲目的に彼を愛し自己犠牲的に尽くす、ちょっと危うさのある女の子をイメージしていました。
(実際20代の頃はけっこう尽くしてました)
今聞くと、もっと自立した、潔くて力強い女性なんじゃないかという気もしてきます。
同じ歌でも聴くときの気持ちによってイメージが全然変わりますね
この曲を聴くと、夫の人生や哲学を尊重して、自分自身の人生や哲学も大事にして、生きていきたいなって思う今日この頃です
レキシさんの幸福論もサイコーにすてきです
冒頭の「コウフクロン♪」でハートをずっきゅん射抜かれます。
どうしたら「コウフクロン♪」ってこんなにカッコいく言えるんでしょうか
林檎ちゃんの幸福論とはまた違った爽快感があります
気になる方は冒頭0秒だけでもぜひ聴いてみてください
〈被災地の皆さまが一日も早く日常と健やかな生活を取り戻せますようお祈り申し上げます。〉
カバー画像はAmazonから引用しました