北海道函館市のピアノ教室
Miyamoriピアノ教室宮森伸子です。
ご訪問ありがとうございます。
3/30ともなれば
函館空港は
これからの新生活に向け
上京する若者でいっぱい
函館は
やはり何か専門的な学びを求めるには
高校卒業のタイミングで
家を出ていかねばならぬ地方都市
大学進学ではほとんどの子が
札幌やら
東京やら
都会へ旅立っていきます
この日も
空港はそんなご家族でいっぱいでした
見送るご家族
「頑張るんだよ」
「大丈夫だよ」
あちこちで親子のお別れのシーンに
遭遇しました✨
搭乗案内の最終アナウンスが流れる頃
私のすぐ横にいた女の子が
ガラス窓越しのご両親に
駆け寄っていきました
もう触れ合うことは出来ないのだけど
窓越しに
何か大きく頷きながら
ご両親に言葉をかけていました
その光景に
恥ずかしながらもらい泣きで
目尻の化粧が剥がれるくらい
私もこんなふうに
上京する我が子と
函館空港でお別れしたなぁ
もう8年も前か
娘とはお互い泣き笑いで
学びたい大学にこれから入学する
葛藤だらけだった高校生活と
怒涛の巻き返しの受験勉強を乗り越えて
自分で掴んだ未来への切符
別れの寂しさはありつつ
学生だから帰省もするし
またすぐ会えるから✨
そんな希望でいっぱいの
空港での見送りでした
息子は
思春期以降
いろいろあって
数年私とはまともに会話がない状態
そのまま社会人として上京することになり
学生とは違うから
帰省もうなかなかできないだろうし
このまま
ろくに話もできないまま離れて
もう一生分かり合えることもないのかな
寂しさよりも
親としての無念さ
何だったんだろう
やり直せるなら
どこでどうしてやればよかったのか
そんな無念さでいっぱいで
小さい頃「お母さん」と
無邪気に私の後追いをしていた時代を思い出し
もう涙が止まらなくて
自分の身体の中に
こんなに水分があったのかなというくらい
泣けたあの日
娘は私たちが見えなくなるまで手を振りながら
飛行機へ乗り込んでいきました
息子は
搭乗ゲートをくぐると
一度もこちらを振り返ることなく
乗り込みました
性格出るなぁこういうとこ
今は社会人となり
それぞれの人間関係を築き
周りに生かされながら
東京砂漠で生き抜いている
大丈夫
あなたたちの未来は
すべてが糧になるから
時々は
函館のご両親に連絡するんだよ
あちこちで涙の別れをする若者に
たまたま居合わせたおばちゃんも
エールを送りました
（もちろん心の声ですが）
羽田に到着して
スーツケースを引きながら
歩き出した女の子
ガラス越しに
ご両親に駆け寄っていったあの子です
もう涙はありません✨
新しい生活の始まりだね
おばちゃんも
新年度
ピアノ教室
ますます頑張るわよ〜
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