2211は、不二家の番号ですね。

 

誠備グループが全力投入した「宮地鉄工所(現・宮地エンジニアリンググループ)の仕手戦」は有名であった。1979年12月から1980年秋にかけて、200円台だった同社の株価が急激に上昇、1980年8月下旬のピーク時には2950円の高値を付けた宮地鉄工株が上がるにつれ「誠備グループに入ると儲かる」という噂が広まり、急速に影響力を拡大していった[36]。同社は、同グループにより発行済み株式の70%を買い占められ役員の派遣を受け会社乗っ取りに発展した。加藤は「株式の革命。資本家や大手証券にいじめられてきた弱小投資家の戦いだ」と豪語した。宮地鉄工所のほか、岡本理研ゴム安藤建設、石井鉄工所、丸善日立精機不二家西華産業カルピスラサ工業など、加藤が手掛けた銘柄は、黒川木徳証券のマークが片仮名のキをマルで囲んだ形をしていたため、「マルキ銘柄」、「加藤銘柄」、「誠備銘柄」などと呼ばれ、どれも大きく値上がりし話題を呼んだ。加藤の影だけで相場が踊り、そのうち実際の加藤が手掛ける株が「ホンマルキ」、偽物は「ハナマルキ」という言葉も生まれた。