メンフィスの6月(ジミー・ジェフリー) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Memphis in June - Jimmy Giuffre

Tenor Saxophone – Jimmy Giuffre
Guitar – Jim Hall
Piano – Bob Brookmeyer

Recorded : Lenox, Massachusett, September 1, 1958
Album : The Four Brothers Sound

このアルバムはジミー・ジェフリーが作って、ウディ・ハーマン楽団の代表的なナンバーとなった「フォー・ブラザース」を、実験的にジミー・ジェフリーのテナーを4回オバー・ダビングして録音されたもののようです。
それを知らずに聴くと1本のテナーでこんなハーモニーが出来るはずは無い、ブルックマイヤーがピアノを弾いているとありますが、トロンボーンでも参加しているのか、とかいろいろ考えましたが、ネットで謎が解けました。
サックスやクラリネット奏者であると共に作曲、編曲者としても活躍したジミー・ジェフリーは実験的な試みが好きな人で、このアルバムもそんな一枚だと思います。
ハーモニーがやや平板で多少物足りなさはありますが、ホーギー・カーマイケルのちょっと南部訛りのメロディを心地良いサウンドで提供してくれます。
6月の曲ですが、歌詞の中に夾竹桃の花が出てきて、気だるい夏の歌だと思うのでアップします。

 

 

以前書いたこの曲の記事はこちらです。