Come Rain Or Come Shine / Clifford Brown - The Paris Collection(1953)
Clifford Brown (trumpet)
Henri Renaud (piano)
Pierre Michelot (bass)
Benny Bennett (drums)
昨日は降ったり止んだりの天気でしたが、あまり激しい雨ではなかったので、傘を差さない人も多かったようです。春雨は濡れて行くのが粋というものなんでしょうか。
今朝は雨も上がり一転青空が顔を出し、すっかり春めいてきました。でも、この暖かさは今日だけで、弥生3月のスタートになる明日はまた雨か雪が降るとか、三寒四温といいますが、本格的な春の訪れが待たれます。
この曲が入った「パリ・コレクション」というアルバムは「春の如くに」が聴きたくて買いましたが、この曲もいいです。
このアルバムはライオネル・ハンプトン楽団のメンバーとしヨーロッパ・ツアーに参加した際にフランスのミュージッシャンと吹き込んだようですが、「ストックホルム・スイートニン」といいこのアルバムといい、クリフォード・ブラウンのヨーロッパでの吹き込みはなんだか凄く気持ちが乗っていたのではないかと思える、良い演奏だと思います。
ヨーロッパにも勿論人種偏見はありますが、アメリカほど陰湿では無かったようで、彼も伸び伸びとリラックスできたのかも知れません。50年代から60年代にはバド・パウエル、ケニー・クラーク、デューク・ジョーダンなどのようにヨーロッパに活動拠点を移した大物黒人ミュージッシャンが居たのもその辺の事情が大きかったように思います。
クリフォード・ブラウンの参加しているアルバムにあまり駄作はありませんが、このアルバムも名盤だと思います。
以前書いたこの曲の記事はこちらです。
The Jazz Messengers
Wynton Kelly
Zoot Sims.
Chet Baker