府中競馬場 | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

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中学校からの同級生Sが北海道で競馬ウマの生産牧場をやっていて、以前同窓会の席で競馬場に連れて行ってくれと頼んであったのですが、先日突然電話が掛かってきて、6日に来ないかとのこと、折りよくSも知っているアメリカから帰ってきている友人やその友達も誘って府中競馬場に行って来ました。
府中競馬場は中央高速から良く見えるし、以前は仕事の関係で脇の道は良く通っていて知っていましたが、中に入ったのは初めて、というより競馬場という所に入ったのも生まれて初めてです。
京王線の府中競馬場前で降り専用の通路で正面入り口の所にSと奥さんが迎えに出てくれていました。
良く磨かれた大理石のエントランスから馬主専用の受付を通って、エレベーターで7階に上がり、馬主席に連れて行ってもらいました。
この席の正面奥にはは多摩丘陵が連なり、右手には奥多摩の連なりが雨の上がったうす曇の向こうに臨め、広々としたレース場が眼下に広がるとてもきれいな所だな、というのが第一印象です。
Sの生産した馬は今日5頭出るそうで早速次のレースに武豊が騎乗するのでパドックへ行こう、と案内されました。パドックへの道順はかなり複雑で早足で先を行くSを追いかけるのがやっとでとても一度では憶えられそうにありません。
何度が曲がった先にある鉄の扉を開けると、レースが終了した後ジョッキーを乗せた馬達がやってくるTVなどで良く映っている地下の通路に出ました。そこを少し進んだ所がパドックになっていて既に次に出る馬達が手綱を引かれて歩いていました。残念ながら全く競馬とは縁が無いのでそれぞれがどんな馬なのか分かりませんが、みな艶々とした毛並みの足が細く均整の取れたいかにも早く走りそうな馬達です。レース前ということを馬達も知っているようで、盛んに横を向いたり首を左右に振ったり、落ち着かない様子の馬が多いようでした。
「とまれ!」という合図でパドックでの歩行を終え、地下道を通って馬場に向かうので僕達も来た道を早足で席に戻りました。さすがに同じことをその後5回やったので道順はしっかり覚えられました。
せっかく招待してくれたことでもあり、一応彼の所から出た馬に賭けましたが、残念ながら今日は一頭も入賞してくれませんでした。それでも、Sが馬の話、馬主、調教師の話など裏話を交えて面白おかしく話してくれたので、退屈することなくアッと言う間に最終レースまで居てしまいました。
賭け事に全く才能がなく、これからも競馬場に出かけることは無いと思いますが、最終コーナーを回って直線勝負に入った所で湧き上がる観衆のどよめきが膨らむあの瞬間を楽しむのもたまにはいいかなと思いました。