Blues By Five
作曲:Miles Davis/Red Garland
’56年の有名なマラソン・セッションの第一作目のアルバム「Cookin'」の一曲です。
満を持して作られたこのクインテットのサウンドは、勿論、御大マイルスの存在が大きいのは当然ですが、気持ちよく引っ張るポール・チェンバース(b)のウォーキング・ベースと切れよくコードを繰り出すレッド・ガーランド(p)によって作られるバッキングが他のコンボとは明らかに違う個性を発揮しているのが特徴だと思います。この時代の彼らのバンドはマイルスが吹いていなくともマイルスのクインテット(あるいはレッド・ガーランドのトリオ)だと分かります。