ウォーキン (マイルス・デヴィス | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

 

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Walkin'
作曲:Richard Carpenter
'54年吹き込みの同名のアルバムの一曲です。信号機のこのジャケットは見慣れたものですから当然持っているものだと思っていましたが、CDラックをいくら探しても見つかりません。お気に入りの録音データを見るとどうもエア・チェックということが判明、これはまずい、ということでアマゾンで取り寄せました。ボケを認めたくありませんが、時々こういう不可解なことが起こるようになりました。
さて、この「ウォーキン」が吹き込まれた'54年という年は、アート・ブレイキーの「バードランドの夜」が吹き込まれた年で、このアルバム辺りがイースト・コーストを中心にしたムーヴメント「ハード・バップ」のさきがけとなったと言われています。しかし、60年のファンキー・ブームからジャズを真面目に聴き始めた僕にとってはその辺のことは後から文字で仕入れた知識です。
このアルバムの3ヶ月後に「バグス・グルーヴ」を吹き込んでいるので、マイルスのアドリブ・フレーズにかなり似た感じがあるのでなんとなくその辺の録音だということは分かります。ただ、なんとなくマイルスの音が明るすぎるように思い何でだろうと思っていたのですが、最近ネットのどなたかのHPにあれは、録音スタジオに自分のトランペットを忘れた(本当は質屋に入れていたので持参できなかった?)ので他の人のものを借りたためだとありました。それにしてもさすが天才トランペッターです。他人の楽器でこんな演奏ができるのですから。
お気に入りにはチェット・ベイカーとアート・ペッパーのものもありますが、やはり安心して聴ける感じがしてマイルスを選びます。
you-tubeにはウェイン・ショーターが入った多分60年代の演奏がありましたが、やたらにドラムがうるさくて好みに合わないので、アップしないことにします。