図書係です

本日は 贈り物に最適な絵本をご紹介します

たいせつなこと (ほんやく絵本)/レナード ワイスガード
¥1,260
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■あかちゃんだったあなたは からだとこころをふくらませ

 ちいさな いちにんまえ になりました

 そして さらに いろいろなことをあじわって

 おおきなおとこのひとや おんなのひとに なるのでしょう


 でも あなたにとってたいせつなのは・・・


身の回りのもの―スプーンからひなぎくから空や雪、そして「あなた」まで

さまざまなものが それとしてあることが いかに「たいせつ」か

そっと教えてくれる絵本です

最後のページのメッセージは 心にじんときますよ


小さな子どもたちだけではなく 受験生、就職活動中の学生さん

さいきんちょっと元気がないお友達にも

贈ってあげたら きっと喜ばれると思います


サンタクロースっているんでしょうか?/東 逸子

¥840
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アメリカの少女バージニアの「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に

『サン誌』の記者が ていねいに答えます

子ども扱いしない 真摯な返答は 説得力に満ちています


お子さんにも 信じる心を忘れてしまった大人にもおすすめです



子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)/佐々木 たづ
¥1,050
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クリスマスの朝 一番最初にプレゼントをもらってしまった子ウサギの「ましろ」は

違うウサギの子になりすまし サンタクロースに もうひとつ プレゼントをねだります

挿絵のやわらかい色が ほっとさせてくれる一冊です 


ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス/ジャネット アルバーグ
¥1,890
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ゆかいな郵便屋さんといっしょに クリスマスのカードを届けましょう

ページが封筒になっていて 手紙やプレゼントが ほんとうに入っています

封筒を開けるたび わくわくしますよ

急行「北極号」/クリス・ヴァン・オールズバーグ
¥1,575
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『ポーラーエクスプレス』として映画化もされた作品

挿絵の美しさには思わず見入ってしまいます

翻訳は 村上春樹さん

クリス・ヴァン・オールズバーグ

は、『ジュマンジ』、『ザスーラ』など

数多くの絵本作品を発表しています

風刺の効いた鋭い目線で 不可思議な世界を形作る作家です


ぼくを探しに/シェル・シルヴァスタイン
¥1,575
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■ぼくはかけらをさがしてる たりないかけらをさがしてる


子どもの頃は これがどんな意味を持つのかもわからず

言葉のリズムを楽しみながら読むだけでしたが


おとなになって それが何を意味しているのか

だんだんわかってくる そういうお話です

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで/エドワード ゴーリー
¥1,050
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こどもにあげてはいけません!!叫び

泣いちゃいます


でももしかすると あとでひとりでこっそりと読み返すかもしれない


大人向けの絵本です

それも ジョークのわかる人向け








図書係です

あったかいお布団から 出られない季節がやってきましたね


夏の朝 あまりの暑さに 思い切り布団を蹴り上げていたことが うそのようべーっだ!

あれは幻?




冬が近づくと 図書係は海の音を思い出します

耳がちぎれてしまいそうなほど冷たく強い風と


腹の底から突き上げてくるような 重い響きです


日本海の海岸に発生する


波の花 というのも ぼんやりと思い浮かべます


実際 波の花なんて
テレビでしか見たことがないのですが・・・



おそらくこの本のせいだと思われます

幻の光 (新潮文庫)/宮本 輝
¥380
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■「人間は、精が抜けると、死にとうなるんじゃけ」




「きのう、わたしは32歳になりました。兵庫県の尼崎から、この奥能登の曽々木という海辺の町に嫁いできて丸三年が過ぎたから、あんたと死に別れて、かれこれ七年にもなるんです。」


一年中海鳴りのとどろく 曽々木には 厳しい冬が訪れています


電車に轢かれて自殺した夫に
ひとり息子とともにのこされた「わたし」は
再婚した後も
突然消えてしまった夫に語りかけるように ひとりごとを呟きます


「わたし」が考えているのは
前夫の死の理由について


前夫は 自殺した晩 いつものように 喫茶店でコーヒーを飲み
店の主人と談笑した後に 線路に向かったのでした


「・・・電車を運転してた人の話では、あんたは線路の真ん中を進行方向に向かって歩いてたんやそうです。ゆるいカーブになってて、人間の姿が照明灯の中に入ったときは、もう間に合えへん距離やった。警笛の音にも、ものすごいブレーキの音にも振り返らんと、あんたは轢かれる瞬間までまっすぐ歩きつづけてたんやて。」



自殺の動機は見つからず
「わたし」はいつまでも 考え続けます


「あんたのうしろ姿が、浮かんでは消え、消えては浮かんでました。そのとき、わたしの心には、不幸というものの正体が映ってました。」



「わたし」は 奥能登の海を見つめます


「ここらでは滅多に見られへんような緑色ののっぺりとした海に、ひとかたまりになってちかちか光ってる部分がありますやろ。魚の大群が海の底から涌きあがって、波間で背びれをのぞかせてるみたいやけど、あれは何でもないただの小さい波の集まりなんや。目には映らへんけど、ときおりああやって光が海面で踊りはねるときがあって、さざ波を一部分だけ一斉に光らせるんや。それで遠くにいる人の心を騙すのやて、お義父さんが教えてくれはった。」





短編なので これ以上書くと ネタばれしてしまいそうです
これでおしまいにしておきますね


「わたし」に吹いてくる冷たい海風が
読者にも感じられるような
繊細な短編です


著者は宮本輝さん


図書係は 宮本輝さん作品では

オレンジの壺 上 光文社文庫 み 21-2/宮本 輝
¥560
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が けっこう好きなのです


宮本輝さん作品を読んでいると

なんだかずきっと ときおり刺さるんです 

なにかが


なんでしょう


言葉の美しさ 

表現の精緻さ のせいでしょうか




『幻の光』の海風を 皆様にも感じていただけたら と思い
本日ご紹介しました


すぐに読み終えてしまう長さなので

寝る前に ページを繰るのも良いかもしれません


日本海の夢が見られるかも


寒くて目を覚ましちゃいますかね



ぜひ読んでくださいね


ではまた


宮本輝さんの作品 の一部


蛍川・泥の河 (新潮文庫)/宮本 輝
¥380
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青が散る 上 新装版 (1) (文春文庫 み 3-22)/宮本 輝
¥490
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優駿〈上〉 (新潮文庫)/宮本 輝
¥540
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人間の幸福 (幻冬舎文庫)/宮本 輝
¥720
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星々の悲しみ (文春文庫 (348‐1))/宮本 輝
¥460
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~~~ 能登の味 集めてみました ~~~




輪島朝市 海女さんの焼魚

図書係ですべーっだ!

だいぶ 寒くなってきましたねぇ

真夜中の読書は あったかくして 楽しみましょう
わたくしなど 早々に風邪をひき 熱を出して寝込んでおりました・・・




そんな日のこと

熱でぼんやりとした頭で 秋晴れの空を眺めておりました


空には一機の飛行機が ぶーんという低い音を立て 
なだらかな放物線を描いています


金色の飛行機に 太陽の光が反射して 輝いています



ふいに誰かの声が聞こえます


「やあ、君がなぜか寂しそうに見えたんだよ」


本日の本のご紹介です

イリュージョン―悩める救世主の不思議な体験/リチャード バック
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古い型の複葉機で気ままに旅を続けるジプシー飛行士リチャードは 
生まれてはじめて 同業者 ドンに出会います


ドンは 不思議な雰囲気を持つ男でした


「空よりも、もっと多くのことを教えてくれる人間がいたらどうする?」


彼はリチャードに尋ねます


「飛んで行くさ、今すぐにでも飛んで行くよ」


リチャードは答えます。
するとドンは言いました。


「教科書があるんだよ」



ドンは見せてくれた。スウェードの表紙で小さな本だった。
「救世主入門」と黒い文字で印刷してある。サブ・タイトルがついている。
”三歩先へ行く精神が心がけるべきこと”



ドンは元救世主
救世主をやめたばかりでした


リチャードは ドンから「救世主入門」を 借ります



救世主入門には、ページナンバーが入ってなかった。ドンに聞くと、どこを開いても、任意にページをめくればそこに一番自分の知りたいことが書いてあるとのことだった。

   

   

   君の中は何種類もの生きものによって構成されている。
   君がある方向へ一歩を踏み出すのは、
   その中の学習欲旺盛な一匹によるものである。
   好奇心、それが君自身だ。


   起こりうる未来、
   それから顔を背けるな、

   君達にはいつでも選択が任されている。
   別の未来、そして別の過去も。


リチャードは 救世主になるための訓練を始めます


   ある願望が君の中に生まれる。
   その時、君はそれを実現させるパワーが
   同時に在ることに、気づかねばならぬ。


   しかしそのパワーの芽は
   きっとまだ柔らかい。


1週間でやれるかな?と尋ねるリチャードに ドンは答えました


「いや、リチャード、そんなに長くかかっちゃ困るんだ」


はてさて それはいったいなぜ???



ともあれリチャードは 訓練を始めます

人生は 「イリュージョン」であると言うドンと さまざまな「現実」について 語り合います


不思議なお客様もあらわれます


ちょっとした「奇跡」も起こります


そしてやがて ドンが 元救世主であることが 人々に知れ渡っていきます



物語は2人がラジオ・ショーに出演することで 急展開を迎えます
夢(イリュージョン)は 意外なかたちで終わってしまうのです


「もちろん俺はいかさま師だ、この世界に生きてる人間はみんなそうだ、本当の自分じゃないものになりすまして生きてるのさ、いかさま師じゃない人がいたら紹介してくれ」


ラジオ・ショーで ドンは聴衆に向かって言い放ちます


そしてリチャードには こう告げるのです


「自分の話に他人が関心を持つだろうって期待するのは、他人に自分の幸福を依存するのと同じだって言ったよ君は、それが正しいっていうのがわかったよ、自分の言うことが相手に通じようが通じまいが関係ないんだな。
 俺は誰かと何かを分かち合うために何かを選び続けていくだけさ、何かを語るためじゃない、というよりは何も語らないために一生を選んだようなものだ」


リチャードが「救世主入門」を開くと こう書かれてあります


   自由に生きるためには
   退屈と戦う必要がある。
   退屈を殺し灰にしてしまうか、
   退屈に殺されて家具になるか、
   激しく根気のいる戦いである。





さて 考えましょう


ドンはなぜ 救世主をやめてしまったのでしょうか


そしてなぜ リチャードに「救世主入門」を 貸したのでしょうか


リチャードが 急いで救世主になることを望んだのはなぜでしょう?




リチャードは 救世主になれるのでしょうか?

それからドンの運命は?


「救世主入門」には こうあります


   二つは比例する
   君たちの知力と、
   君たちが悲劇の存在を認める度合い、


   毛虫が終末と思う、その形態
   救世主は蝶と名づけた。


このことばがあらわすのは いったいなんでしょうか?


救世主の最後のメッセージは ぜひご自分の目で お確かめください


著者は

かもめのジョナサン
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ONE(ワン)





で有名な リチャード・バック

翻訳は 村上龍さんです

薄い本で とても読みやすいので ぜひ読んでみてください

プレゼントにも いいと思いますよ



■関連書籍

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