千葉駅前から南東方向に延びるメインストリート両側には大型店舗や銀行などのビルが建ち並んでいる。
その大通りを300mほど行くと、京葉銀行本店のビル。
その歩道上、車道際にあるのが、
「千葉県女子師範学校 同附属小学校・幼稚園 跡」の祈念碑である。
これだけでは、ここに、千葉県の女子師範学校が有ったと言うことだけしかわからないのだが。
ここは、1945年6月10日の千葉空襲の標的にされたところである。
この千葉空襲では、蘇我にあった日立航空機千葉工場(川崎製鉄・現JFEスチール東日本製鉄所)が、主な攻撃目標であったが、千葉機関区・県立千葉高等女学校・千葉師範女子部などが攻撃されたと言うことである。
この空襲でこの女子師範学校(国立千葉師範学校女子部)では、8人の生徒と、教師1人・雇員1人の10名が命を奪われ、多数の負傷者をだしたのだそうである。
これも、戦争遺跡の一つであろう。