13年ぶりのフクジュソウ
昨日は、九州は暖かでした。特に熊本県の山沿いは気温が高かったようです。体調もだいぶ回復したかなと思えるようになったので、久しぶりに五木村に近い、岩宇土山に行きました。2013年に一度登り、フクジュソウの群落に感動した記憶がありました。登山口に、確か路上駐車で数台分のスペースがあった記憶があり、再訪しました。着いてみると、登山口先の林道は大雨の影響か崩れているようで、重機が置いてあり、「この先、進入禁止」との旨の看板がありました。邪魔にならないような所に停車し、準備していると、上方の登山道を、人間を気にする風もなく鹿が歩いていきました。登山口からは、いきなり急登。息せききって登ると、また、次の急登が待っているといった連続で「昔登った時も、こんなにきつかったかな」と振り返りつつ、今更引き返せないので坂の連続を行きました。久連子岳へは、肩幅ぐらいの、斜面につけられた不可確かな「踏み跡」をトラバースしていきます。右側は切り立った斜面。「踏み外せば・・」と思うと気を抜けません。落ち葉で滑るので緊張しました。久連子岳の少し先の稜線に出て、戻って久連子岳からの眺めを楽しみましたこの日の天気予報は午後から小雨。登り初めは、どんよりと曇っていましたが、この辺りから日射しが感じられるようになり、青空も出てきました。(久連子岳はあの盛り上がりの先)(久連子岳より)(久連子岳より。次に目指す岩宇土山)岩が積み重なったような久連子岳のピークを下りて次の岩宇土山を目指します。風がやや強く、さすがに、まだ冷たい。帽子を飛ばされないように身をかがめ、岩宇土山へのガレ場を登りました。13年前は病気もしていないし、若かった。「あの時は、こんなきつくはなかったのかな?」と、思いつつ、既に襲ってきていた筋肉痛を耐えながら歩を進めました。(登ってきた坂の向こうに山並み。同行のT君がいて心強い)岩宇土山は稜線の途中の登山道。看板がなければ、山頂とは気づきません。ここで、同行のT君と相談。「昼ごはんの時間を取れば、下山までに雨が降るかも」ということで、このまま先を急ぐことにしました。(山頂のやや先に「風穴」の看板。穴に手をかざすと、ひんやりした風がありました)斜面を下ると上福根山との分岐がありました。以前来たときは、上福根山まで往復しましたが、もはや、そこまでの元気はありません。ここから湿った土とコケで滑りやすい杉林をくだります。急登でギシギシになった筋肉が、激下りで、さらにギシギシになります。(ようやく平地に降りました)道を下りていくと、白崩平に到着。かつて、フクジュソウが咲き誇っていたエリアです。しかし、驚いたことに防護網で覆われていました。最初、入り口が分からず網の外を先まで歩きましたが、どうもエリア内に立ち入りできる歩行スペースがあるのに気づき、山手に帰って入り口を探すと、見つかりました。保護エリアに入って、時間をかけて探しましたがお目当てのフクジュソウは見つかりませんでした。ガッカリしたものの、あまり時間をかけると下山までに雨が降りそうなので、未練を引きずりつつ下山します。すると、下山途中の登山道脇に小さな黄色を発見!フクジュソウが咲いていました。大喜びで撮影していると、待っていてくれたT君が「あっ、ここにもありますよ」「あそこにも」ほかにも複数株見つかり、一心に撮影していると、他の登山者も登ってきたので、咲いている所を教えてあげました。中には踏まれないように、枯れ枝で囲いをつくっている株もあって、どなたか分かりませんが、心遣いを感じました。(「咲いてくれていてありがとう」とシャッターを切りました)興奮が収まると、撤収です。川沿いに治山ダムがあり、その脇を通っていきましたが、遊歩道が流されるなど、最近の大雨の規模を感じました。そういえば、この治山ダムは、私が13年前に登った時に工事していたダムでした。堰堤の中は、流れてきた土石で埋まっていました。停めていた車に戻り、五木村の温泉に向かうと、予報通り雨が降り出しました。かなり強く降ってきて、露天風呂から雨の五木村の眺めに風情を感じました。風呂上がりに「うどんでも」と、食事の店を探しましたが、午後4時前、既に食事の店は営業を終えていました(残念)八代市まで山道を小一時間下り、市街地に出たところで見つけた食堂で食べたナポリタンが、甘く懐かしいような味わいでおいしかった。T君と交代で高速道路を3時間ほど運転し、連休で渋滞する中、ようやく帰宅しました。岩宇土山周回コースは4時間半ほどの行程でしたが、今日はしっかり筋肉痛です。久しぶりに、岩宇土山のフクジュソウを見られてよかった。同行のT君や、ネットで登山情報を教えてくださった山友さんに感謝です。今年は、また、違う山をいろいろと楽しんでみたいものです。